ドア閉まり音の定量化と官能評価
概要
ドア閉まり音を能動的に企画・開発するためには、これまで官能に頼っていた評価を、定量化して客観的に評価することが重要です。
Mueller-BBM社製PAKシステムでは、FFT分析やオクターブ分析、心理音響指標などを用いてドア閉まり音を定量的に評価することが出来ます。さらに、適切かつ効率的に主観評価を行うためのヒアリングテストモードを備えています。定量データとヒアリングテストの結果を結びつけることにより、初期試作における振動特性や、対策を施すべき部位と変更量に関する示唆を得ることが可能になります。
仕様
心理音響指標 | ラウドネス、シャープネス、フラクチュエーション、ラフネスなど |
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複数音比較 | アンカー、オーダー、ペア、ランダムから選択 |
サウンドデザイン | 周波数フィルタ、次数フィルタ、サウンドデザインフィルタ、任意FIRフィルタ 時間or回転数でのゲイン調整 |
用途
- ドア閉まり音の定量化
- 他社のドア閉まり音との性能比較
- 次期モデル向けの目標音設計
- 振動対策すべき部位の絞込み