OR30FFTアナライザ フィールドバランシング機能
OR30FFTアナライザ
OR30FFTアナライザは堅牢かつ軽量に作られているため、現場で使用することに適しています。またバランシング検査では、位相角度の情報が非常に重要になりますが、OR30FFTアナライザでは、業界最高水準の位相角度をもっているため、正確にアンバランスの位置を同定することができます。バランシングソフトウェアが提供しているウィザードに沿って必要な項目を設定するだけでバランシング検査を実施することができるので、どなたでも簡単にバランシング検査を実施することができます。
ターボチャージャーのバランシング
通常ターボチャージャーは弾性帯域で使用されるため、ターボチャージャーのバランシング問題は弾性ローターのバランシング問題として扱う必要があります。速度が可変の弾性ローターに対してバランシングを実施する場合には、最小二乗法を用いたバランシング手法が用いられます。この計算はOR30シリーズFFTアナライザに搭載されている「1~14面可変速フィールドバランシングソフトウェア」で実行されます。
システム構成
FFTアナライザフィールドバランシング機能
OR30FFTアナライザに搭載されているフィールドバランシング機能は速度が可変の弾性ローターのバランスをとるためのツールです。回転1次成分のトラッキング分析結果を測定し、お客様が指定した一つないしは複数の回転数範囲において回転1次成分の総和が最小になるようにバランシングは実施されます。
ラインナップ
OR34J-4 | OR35 | OR36 | OR38 | |
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入力チャンネル数 | 4ch | 8ch | 16ch | 24ch,32ch |
回転パルス入力 | 2ch | 2ch | 2ch~6ch | 2ch~6ch |
ダイナミックレンジ | 125dB | 125dB | 140dB | 140dB |
最大検出回転数 | 384,000rpm | 384,000rpm | 384,000rpm | 384,000rpm |
寸法(幅X高X奥行mm) | 45X205X154 | 54X246X222 | 102X260X311 | 102X380X311 |
重量 | 1.4kg | 2.8kg | 5.6kg | 7.9kg |