EMC Intelligence|ワン・テクノロジーズ・カンパニー

EMC分野

AIを用いたEMI対策効率化ツール

EMI対策アシストソフトウェア

「EMINT」

AIとデジタルでEMI対策業務をアシスト

EMINTはEMI対策を手助けするソフトウェアです。 過去のデータや文書の情報の中から 『今』直面している対策に活用できるヒントを探し出します。

NEWS

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主な機能

測定データの表示

測定データの学習

対応するEMI測定ソフトウェアで取得したデータから様々な特徴を抽出して「学習」プロセスを行い、「EMINT」(エミント)独自のデータベースを構築します。

EMINTで測定データを表示

独自データベース内に保持したデータを開き、そのスペクトラムやメタデータを表示することができます。測定ソフトウェアのビューアのような感覚でお使いいただけます。

過去の類似データの推定・提示

波形の特徴が似ているデータの検索

EMINT上で表示したスペクトラムグラフから、対策が必要 なノイズを選択すると、選択されたノイズに似た波形を含 むデータを、過去の測定デー タの中から見つけ出します。

過去データのコメント活用

似た過去データに加え、その前後のデータもあわせて見つけ出し、レベルの変化を可視化します。レベルの上下したポイントでどのような対策・試験をしたのか、データに書 かれたコメントから示唆を得ます。
※コメントは「EPX」または「ES10」の機能を利用しています。

ノイズ源の推定

クロックリストとの突合

EUTの内部で使われている部品とその動作クロックをまとめた「クロックリスト」を事前にEMINTに取り込みます。EMINT上で表示したスペクトラムグラフから、任意のノイズを選択すると、その特徴とクロックリストの情報との突合を行い、ノイズ源と推定される部品を提示します。

スペクトラムグラフに重ね描き

推定・提示された部品のクロックを、高調波含めてスペクトラムグラフ上に重ね描きできます。

対応データ形式

EPX/RE形式 東陽テクニカ製 放射エミッション計測評価ソフトウェアEPX/REの保存データ形式
ES10/RE形式 東陽テクニカ製 放射エミッション計測ソフトウェアES10/REの保存データ形式
ES10/CE形式 東陽テクニカ製 伝導エミッション計測評価ソフトウェアES10/CEの保存データ形式
CSV形式※ 周波数とレベルをカンマ区切りで列挙した測定データと、製品名や測定日時といった属性情報をカンマ区切りで列挙したメタデータを対にしたもの

※ フォーマットのカスタマイズについてはご相談ください

※ 過去データのCSV変換および学習についてはご相談ください

構成例

ハードウェア・ソフトウェア

EMINTサーバ EMINTクライアント用PC
CPU Intel 10世代 Corei5以上 Intel 10世代 Corei5以上
メモリ 16GB以上 8GB以上
ストレージ SSD 500GB以上(外付け可) SSD 20GB以上の空き容量
GPU 不要 不要
OS Windows 10 Pro 64bit Windows 10 Pro 64bit
モニタ解像度 1920 x 1080(メンテナンス用途) 1920 x 1080 推奨
備考 現在オンプレミスの対応です
10ライセンス程度までの推奨構成です
EMINTクライアントソフトウェア EMINTのメインプログラム。各PCにインストールして利用する。
EMINTサーバソフトウェア データ学習や、クライアントからの接続要求に応じた処理を行う。
データベース 計測生データから特徴量を抽出・学習して構築するEMINT独自のデータベース。
EMINTライセンス EMINTサーバにアクセスするためのライセンス。ライセンス形態は2種類。
・フローティングライセンス:サーバへの最大同時接続数で制限する形態
・ノードロックライセンス :1ライセンスごとに特定のPCを割り当てる形態
利用規模に応じたライセンス数をご購入いただく形となります。

その他業務を便利にする機能

プロジェクト機能:見つけやすく/アクセスしやすくデータを管理

プロジェクトとはEMINT内のデータを分類するためのグループです。データをグループ化して管理することにより、製品ごと/サブシステムごと/工程ごとなど、業務に合わせてデータを集約することが可能です。

プロジェクト機能でできること

  • 親子プロジェクトによる階層的なデータ管理
  • コメント内容に応じてデータを自動的にプロジェクトに振り分ける
  • データは複数プロジェクトに所属可能
  • プロジェクトへの属性情報付与
     名前/大ラベル/小ラベル/説明

ダッシュボード機能:複数データからの傾向分析

複数データを分析するたのめの基盤となる機能をダッシュボード機能と呼んでおり、ダッシュボード機能の上に様々な分析ビューを備えます。これまでのExcelでのデータ分析の手間を大幅に軽減します。

ダッシュボード機能でできること

  • プロジェクト単位の統計解析
    最大値/最小値/平均値/標準偏差/外れ値/Zスコア
  • プロジェクト全体の統計値とプロジェクト内の個別データの比較
  • 周波数ポイント間のレベルの相関解析

対策メモ機能

測定データに対して様々な情報の追加を可能とします。あとからデータを見返したときに、関連するファイルをまとめて確認することなどができます。

  • 報告書や画像といった様々なフォーマットのファイルをデータに添付
  • 自由にコメントを追加
    追加ユーザー名/追加日時/内容

ユーザー機能

EMINTはユーザーごとにアカウントを作成して利用します。

  • ログイン/ログアウト
  • ユーザー追加/編集(管理者のみ)

【シナリオ例】<準備編> 測定データにコメント(=情報)を残す

EMINTで学習させるデータの準備に関するシナリオ例。EMI測定ソフトウェア上で、測定データに対して測定時の気付きや実施した対策内容、対策効果をコメントとして残します。

測定・対象時に入力したコメントを「EMINT」で活用する
未来の自分自身/同僚が対策ヒントとして利用

【シナリオ例】<実行編> 過去のデータの中から似た波形を含むデータを推定・提示

EPXで測定したデータをEMINTで解析するシナリオ例。解析のためEMINTでデータを開き、過去の類似データの対策コメントを確認する。

EMINTのエコシステム

測定から解析・推定までの流れや各種DX機能の流れを図示します

【Q】EMINTの提供形態は?

サーバへの同時アクセス数を制限するフローティングライセンスと サーバにアクセスできるPC(ユーザー)を固定するノードロックライセンスがございます。

【Q】どの程度の数のデータがあれば推定機能が動作するか?

一概には言えませんが周波数ポイントあたり100程度のデータ数があれば推定機能は動作します。

【Q】過去対策事例の推定・提示は同一モデルのデータの中から行われるのか?

モデルを問わず、すべての学習データの中から似たものを推定して提示します。 これにつきましては、異なる製品群のデータを示されても活用が難しいというご意見や モデルを限定せず広い範囲からの示唆を得たいというご意見など様々いただいております。ユーザー様の事情に合わせてどちらも選択できるような機能を検討しております。

【Q】より詳しく話を聞きたいのですが?

お気軽にお問い合わせください。資料やデモ画面をお見せして詳しくご説明いたします。その際、データ利活用でお悩みをお持ちであれば是非ともお伝えください。一緒に解決策を考えさせていただきます。

【Q】自社の実データでアウトプットを見てみたいのですが?

いくつかサンプルデータをお預かりし、弊社の環境でEMINTに学習させ、どのようなウトプットが得られるか調査・分析・レポートいたします。

【Q】試しに使ってみたいのですが?

データ運用の状況などをヒアリングさせていただいた上、ご試用いただける環境をご用意いたします。お気軽にご相談ください。