サイバーセキュリティ2020最前線
《 Chapter#01 脅威インテリジェンスの基本を理解する 》
サイバー脅威に対する「インテリジェンス」とは何か
インテリジェンスという言葉は、もともとは軍事用語であり、諜報活動や情報分析といった意味を持つ。代表的な諜報機関の米国のCIA はCentral Intelligence Agency の略で、インテリジェンスを取り扱う組織であることを示している。インテリジェンスは、CIAが取り扱うような国の存亡をかけて軍事的、国家的に求められるナショナルセキュリティに端を発しているが、現代ではサイバーセキュリティに対して役立つものとして脅威インテリジェンスが普及し始めている。今後、脅威インテリジェンスを利用した意思決定はごく普通の行為になるはずである。
東陽テクニカ セキュリティ&ラボカンバニーでセキュリティ分野の業務に長く携わり、情報セキュリティ大学院大学でも現在も研鑽を積んだ筆者が、脅威インテリジェンスの世界の扉を開いていく。 第1回目は、脅威インテリジェンスの前提となる「インテリジェンス」について学び、脅威インテリジェンスの基礎を紹介する。
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