サイバーセキュリティ2020最前線
《 Chapter#03 デジタル時代の“証拠保全” ―デジタルフォレンジックの必要性 》
いざというときの証拠保全がサイバーの世界でも重要に
サイバー犯罪グループに攻撃された、不正行為で情報が流出した--。どんなに多重に守りを固めていても、サイバーセキュリティのインシデントを100%防ぐことは難しい。何かが起きてしまったときには、いち早く正確な事態を把握して、的確に対処することが求められる。実世界でトラブルが起きたときと同様に、サイバーの世界でも何が起こっているかを正確に把握するには、「証拠」が必要だ。サイバーの世界で証拠になる情報を収集することを、「デジタルフォレンジック」と呼び、その必要性は確実に高まっている。
東陽テクニカ セキュリティ&ラボカンパニーでデジタルフォレンジック分野の製品開発を手掛ける鍾 鋭(しょう・えい)は、企業や組織には、「いつ、なにを、誰が行い、どのような問題が発生したのか」について必要な情報を保全しておくことが求められていると説明する。サイバー脅威によるインシデントが発生してしまったときに、的確な対応をして企業価値を守るために必要なデジタルフォレンジックの基礎を鍾が解説する。
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