「東陽テクニカ 技術研究所」を設立 時代を先取りした独自の計測技術を確立、市場の潜在ニーズに応える ~木内健雄 元本田技術研究所上席研究員を所長に~
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝、以下 東陽テクニカ)は、社内組織として「技術研究所」を設立いたしました。より高度な計測技術を追求するとともに、世の中の潜在ニーズを掘り起こし応えていく新しい計測技術を確立、独自技術とソリューションをグローバルに提供することで、未だ世の中に存在しない価値を提案・提供してまいります。
技術研究所は、サービス型の新規事業を担う「セキュリティ&ラボカンパニー(社内カンパニー)」、新製品開発を担う「ワン・テクノロジーズ・カンパニー(社内カンパニー)」と共に、当社の成長戦略の柱です。研究開発への投資を促進することにより、既存事業の付加価値向上の加速、業容の拡大を図ってまいります。
技術研究所設立の狙い
近年、IoTに代表されるように、異なる分野の技術を組み合わせて新たな価値を生み出す、産業技術の複合化・融合化が加速しています。計測技術においても、技術領域の垣根を越えた複合化・融合化へのニーズが潜在しています。この潜在ニーズに応えるためには、複合化・融合化を実現するための広い事業領域と複数の要素技術を持ち精通していることが必要ですが、そのような企業は世界的にも限られています。これは、従来の計測技術開発が、特定の分野に特化し、技術の深化を目指す方向で進められるため、潜在ニーズを的確に捉えることやそのニーズに基づいた技術開発の広がりが進まないことが、主な要因です。
東陽テクニカは、欧米をはじめとした海外の電子計測機器の輸入販売を通じて、数多くのグローバルスタンダードを含む最先端の計測機器・技術・サービスを国内外に提供する「テクノロジーインターフェース」の役割を担っています。扱う計測領域は、情報通信、機械制御/振動騒音、物性/エネルギー、EMC/大型アンテナ、海洋/特機、ソフトウェア開発支援、ナノイメージング、メディカルと幅広く、長年にわたり多様な分野で計測技術やノウハウ・知見を培ってきました。
新設の技術研究所では、これらの知見を活かしつつ、各分野の要素を融合・統合することで、世の中に未だない・時代を先取りした技術要素を研究開発し、より強固なビジネスモデルを構築するとともに、市場に新たな価値を提案・提供します。開発した独自の計測技術・ソリューションをグローバルに提供することで潜在ニーズを掘り起こし、新規市場を創出していきます。
技術研究所の概要
技術研究所所長には、自動車研究開発分野での豊富な経験と知見を有する、木内健雄 元本田技術研究所上席研究員を招聘しました。
最初の研究テーマは、自動運転における計測技術の確立です。本研究は、東陽テクニカが総代理店として販売しているRototest社製 ハブ結合式シャシ・ダイナモメータ・システム「ROTOTEST Energy」の汎用性に着目し、車両の運動性能や自動運転機能の実車試験をテストシャーシ(仮想環境)で可能とするシステムを構築、自動運転車両の開発加速に寄与することを目的としています。
組織名
東陽テクニカ 技術研究所
TOYO Corporation Technical Research Center
設立
2017年1月1日
役位/氏名
所長 木内 健雄(きうち たけお)
設立主旨
市場の潜在ニーズを的確に捉え、時代を先取りした技術の研究開発を推進することにより、独自の計測技術・ソリューションをグローバルに提供する
事業内容
計測技術・機器の研究開発 情報収集・市場調査
木内健雄 略歴
株式会社本田技術研究所で36年の経験を持つ技術者。システム制御技術の観点から、内燃機関、ハイブリッド、燃料電池などの幅広い開発に携わる。ホンダF1の第2期ではアイルトン・セナとアラン・プロストの専属エンジニアとして輝かしい実績を残し、2016年11月まで同社の上席研究員として、常に先端技術の開発を突き詰めてきた。
成長戦略との関連性
東陽テクニカの主要事業である輸入販売事業は、ターゲットとなる市場規模は比較的小さく、今後の市場規模の拡大も見込みづらい状況です。そのため今後の当社の成長のためには、従来の事業モデルでのビジネスに加え、計測関連サービスや付加価値型製品の開発など、事業領域の拡大が必要です。技術研究所にて積極的な研究開発投資を行い、潜在的なニーズに基づく時代を先取りした独自技術を開発することにより、既存事業の付加価値向上を加速させ、事業領域の拡大をはかるとともに、新たな計測市場を創出します。サービス型の新規事業を担う「セキュリティ&ラボカンパニー(社内カンパニー)」、新製品開発を担う「ワン・テクノロジーズ・カンパニー(社内カンパニー)」と共に、技術研究所は、当社の成長戦略の柱です。
東陽テクニカは、研究開発投資を促進し一層の事業の成長・業容の拡大図ることを通じて、世界の産業技術の発展に貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社東陽テクニカ 経営企画部
TEL:03-3245-1081(直通)
E-mail:kikaku@toyo.co.jp
*ハブ結合式シャシ・ダイナモメータ・システム「ROTOTEST Energy」サイト:
http://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/ROTOTEST_Energy.html
*「ROTOTEST Energy」動画:https://www.youtube.com/watch?v=x6pcOTJEX8A
※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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