展示会レポート:ハイウェイテクノフェア2022
2022年11月24日からの2日間、東京ビッグサイトにおいて、公益財団法人 高速道路調査会主催の、「ハイウェイテクノフェア2022」が開催されました。
「ハイウェイテクノフェア2022」は、『高速道路の建設管理技術』に焦点をあてた展示会で、公益活動の一環として2004年に開始して以来、2022年で累計18回目の開催となります。このたび、路面性状計測システム「TN-Twin Tracker」を、共同開発したネクスコ東日本エンジニアリングのブースにて、初めて展示、ご紹介いたしました。
三角測量式LiDARで二車線同時計測を可能にした路面性状計測システム
製品名:路面性状計測システム「TN-Twin Tracker」
高速道路事業における保全点検業務を手掛けるネクスコ東日本エンジニアリングと、東陽テクニカ取り扱いの三角測量式 LiDAR を用いて新たに共同開発した路面性状計測システムです。複数車線を持ちトンネルも多くある高速道路においても、時速 80km で走行しながら二車線幅の路面プロファイルを簡便に測定できるよう開発しました。高速道路におけるひび割れやわだち掘れ、平坦性など路面性状の計測データの粒度・鮮度を高めることができ、路面管理の高度化および効率化が期待できます。
-:「TN-Twin Tracker」ならではの利点や特長を教えてください。
28,000 本のレーザーを同時に高速で照射しながら三角測量するという特許技術を活用し、高速道路において時速 80kmで走行しても、走行車線と追越車線の二車線分の路面プロファイルを測定できるようにしました。(特許番号:JP6387407 B2)
一般的なLiDARで二車線幅を計測することはできますが、精度がcm単位のため道路管理のための路面性状調査では使用できませんでした。今回、一車線幅をmmという高精度で計測する技術を応用し二車線幅に拡張したことが大きな特長です。
日常点検用の車両などあらゆる車両のルーフ上に取り付けができ、簡便に測定することができるため、路面性状計測を頻度高く行え、鮮度の良い面的路面プロファイルデータを収集・把握することができます。路面の性状は日々変化するため、より新しいデータを取得することも重要です。
また、高速道路だけではなく一般道路においても使用できるため、道路管理、車両耐久試験や乗り心地試験といった自動車開発、運転支援システム開発、テストコース管理などでも利用できます。
本製品は2022年12月に発売しました。
デモ測定やレンタル、受託測定などもお受けしています。
会期中、ブースにはたくさんのお客様にお立ち寄りいただきました。ありがとうございました。
新型コロナウイルスの感染拡大により展示会の開催形式も工夫され、さまざまになっています。東陽テクニカでは、会場やオンラインを駆使し、常に最新の計測技術や製品をお客様にご紹介しています。
ぜひ、リアルでもオンラインでも東陽テクニカの最新の計測ソリューションに触れていただけたら幸いです。
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