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IEC 61508認証支援用セーフティマニュアル

IEC 61508認証支援用セーフティマニュアルは、IEC 61508 Part 3に準拠したソフトウェア開発のために「Helix QAC for CとMISRA-Cコンプライアンスモジュール」「Helix QAC for C++とMISRA-C++コンプライアンスモジュール」および「Helix QAC for C++とAUTOSAR C++コンプライアンスモジュール」を使用する方法とツールが認証取得をサポートできる範囲を説明します。

また、IEC 61508認証支援用セーフティマニュアルは、IEC 61508認証を取得する際に認定機関への提出が求められる下記2点の書類とセットで提供されます。

  • IEC 61508認証証書 (SGS-TÜV-SAAR発行)
  • IEC 61508認証取得時に使用されたレポート

特長

IEC 61508は、ソフトウェア品質に対する要件をまとめた国際規格です。このIEC 61508のPart 3では、ソフトウェア開発初期段階で実施されるアーキテクチャ設計、ソフトウェアユニット設計とその実装における要件が規定されています。

「Helix QAC for CとMISRA-Cコンプライアンスモジュール」「Helix QAC for C++とMISRA-C++コンプライアンスモジュール」および「Helix QAC for C++とAUTOSAR C++コンプライアンスモジュール」は、IEC 61508認証支援用セーフティマニュアルに記載される方法で利用した場合、IEC 61508(SIL 3まで)に準拠した“安全に関わるソフトウェア開発”を行う上での利用に適したツールとしての認証を受けています。

IEC 61508認証支援用セーフティマニュアルは、IEC 61508 Part 3に準拠したソフトウェア開発のために上記組み合わせの「Helix QAC for C/C++とコンプライアンスモジュール」を使用する方法を説明します。

また、IEC 61508 Part 3に準拠する上で考慮することが求められる点に対して、上記組み合わせの「Helix QAC for C/C++とコンプライアンスモジュール」が対応できる範囲を以下の例のように示します。

表B.1 - Design and Coding Standard(一部のみ抜粋)
Technique/Measure SIL Supported by PRQA tools
1 2 3 4 Helix QAC for C Helix QAC for C++
1. Use of coding standard to reduce likelihood of errors HR HR HR HR
2. No dynamic objects R HR HR HR
3a. No dynamic variables --- R HR HR
5. Limited use of pointers --- R HR HR

(出典:IEC 61508-3:2010; ed2.0)

仕様

■ツール認証対象バージョン

IEC 61508ツール認証が行われたHelix QAC for C/C++は以下のバージョンです。

※いずれも対応する MISRA C/C++コンプライアンスモジュール、またはAUTOSAR C++コンプライアンスモジュールを使用する必要があります。

  • Helix QAC for C8.0、8.1.1、8.2.2、9.1.0、9.3.1、9.5.0、9.8.0、9.9.0、10.0.0、10.1.0、10.3.0、11.0.0、11.2.0、11.4.0、11.6.0
  • Helix QAC for C++3.0、3.2.2、4.1.0、4.3.0、4.6.0、4.7.0、5.0.0、5.1.0、5.3.0、6.0.0、6.2.0、6.4.0、6.6.0