マルチリポジトリ対応コラボレーションツール Helix TeamHub
特長
多種多様なリポジトリを一元管理
Helix TeamHubは、個人から小規模チームやエンタープライズ規模の開発組織に至るまでの多種多様なリポジトリやリポジトリタイプを使用するプロジェクトにおいて、これまでにない迅速なコラボレーションを実現します。
- ソースコード用:Git/SVN/Mercurial
- ビルドアーティファクト用:Maven/Ivy
- ドキュメント/HTML/画像用:WebDAV
より効率的にGit/Mercurial/SVNを管理
Helix TeamHubは、シンプルかつ直感的に使用できるインターフェースを用いてあらゆるプロジェクトやリポジトリの状況を把握できます。複数のツールを切り換えたり まとめて管理したりするのに苦労する必要はありません。
円滑なコラボレーション
マージリクエストベースのコードレビュー、かんばんボード、Wikiなど、容易に操作できる標準搭載のツールを活用することで、多種多様なリポジトリを保持するプロジェクト間でのコラボレーションを、以前とは比べ物にならないほど簡単に実現します。
柔軟な開発者のフロー
Helix TeamHubには、差分表示、コミット履歴、コードの閲覧/比較/検索、強調表示など、多彩な機能が用意されています。
独自のプロジェクト管理
シングルサインオン(SSO)と独自のプロジェクト管理機能を用いることで、プロジェクト管理者は、IT部門に依頼することなく、いつでも自分でユーザを追加して細かい権限を付与することが可能です。
ビルドアーティファクトの管理
ビルドアーティファクトをソースコードと一緒にまとめて1つのプラットフォーム上で管理できます。Helix TeamHubでは、MavenやIvyといった、ビルドアーティファクト用のリポジトリを扱うことが可能です。今後も、多岐にわたるリポジトリのサポートを予定しています。
多種多様なツールの統合
JIRA、Slack、Jenkinsなどのツールをすでにお使いですか? Helix TeamHubであれば、定評のある75以上のツールとの連携が可能です。例えば、Jenkinsとの連携では、追加設定をすることなく、製品リリースサイクルの自動化や管理を行うための能率的なCI/CDプラットフォームを提供できます。
クラウドまたはオンプレミスでの運用
クラウド上でのTeamHubアカウントの作成などは、ほんの数秒で完了することができます。チーム規模が大きい場合には、オンプレミスでの運用が可能なHelix TeamHub Enterpriseで、コンプライアンスやセキュリティ要件に対応することが可能です。
簡潔かつ効率的なコードレビュー
Helix TeamHubでは、Gitのマージリクエストを簡潔かつ効率的に取り扱えます。コードが変更された行ごとにコメントを登録し、詳細にレビューを行うことが可能です。その際、コメントの行頭に@を記述することで、チームメンバに対して特定の課題を強調することができます。 プロジェクト管理者は、フィーチャーブランチワークフローやクオリティゲートをセットアップして、チームメンバの許可を得ていない変更に対するマージ操作を無効にしたり、外部のビルドツールで実行したビルド結果に基づき、マージ操作を許可したりできます。例えば、変更をマージするために実施しなければならないレビュー数を定義することや、ビルドの成功をマージの条件として設定することが可能です。
アジャイル開発向けの課題追跡
柔軟で使いやすい課題追跡機能を用いて、それぞれのマイルストーンに対するチームの進捗状況を追跡できます。リスト表示や“かんばんボード”では、簡易フィルタオプションで「一覧表示」をカスタマイズすることが可能です。ドラッグ&ドロップでステータスを変更したり、個々の課題をクリックして詳細画面に移動し、コメントを記述するなどして内容を更新したりできます。 Helix TeamHubであれば、JIRAを含む最も定評のあるツールとの連携が可能です。
プロジェクトベースのWiki
チームやプロジェクト専用に、開発ドキュメントやプロジェクトノート、その他の情報を共有するための場所が必要ですか? Helix TeamHubを活用すれば、ソースコードや他のアセットと同じ場所に、あらゆる情報を保管することができます。 各プロジェクトのドキュメントは、Markdown記法をサポートするGit駆動型のWikiで管理します。エディタ画面とプレビュー画面を横並びに表示できる優れたエディタを使って、情報をすべてリンクすることや、ドキュメントを簡単に編集することも可能です。
ビルドアーティファクトや他のバイナリファイルの管理
ビルドアーティファクトをはじめとした、ソフトウェア開発で生成されるあらゆるアセットを、1つのプラットフォームで運用管理することが可能です。2~3回クリックするだけでリポジトリを作成して、そのリポジトリにアクセスするためのアカウントを設定できます。使い慣れたビルドツールを使用することも可能です。 Helix TeamHubでは、MavenやIvyといったビルドアーティファクト用のリポジトリをサポートしています。 また、その他のバイナリファイル向けに、Helix TeamHubには、WebDAVのリポジトリを利用する個別のファイル共有システムが実装されています。WebDAVは、Windows/Linux/Mac OS Xなどのファイル共有のように利用できます。
リポジトリやブランチレベルでの認証
Helix TeamHubのリポジトリおよびブランチレベルでの認証機能には、プロジェクトやコードをセキュアに保つために、6つのロールと8つの権限レベルが用意されています。 権限の管理には、一般ユーザのアカウントとグループを利用します。また、参照できる範囲を限定したcollaboratorアカウントを利用することで、外部の関係者にも開発環境へのアクセス権を安心して付与できます。さらに、UIへのアクセス権を持たないHelix TeamHubプログラムのbotアカウントを用いれば、外部ツールとの連携時に個人の認証情報を使わずに済みます。
Gitソリューション
オンプレミスで パフォーマンスに優れたCI/CDを実現
Helix TeamHub Enterpriseでは、オンプレミスでの運用が可能です。ソースコードやビルドアーティファクトを格納するリポジトリにおいて、かつてないほどの高パフォーマンス、柔軟な拡張、そして完璧な制御機能を得ることができます。 さらに、Helix4Gitで動作するTeamHub Enterpriseは、他のいかなるGitソリューションよりも高速に処理できるビルド環境を、DevOpsチームや開発チームに提供します。
主な特長:- 開発者間におけるコラボレーションの強化
- コードレビューにおける作業時間の短縮
- CI/CDの実現
- ビルドを約40~80%高速に処理
大規模な環境でGitを使用できる秘密
Helix4Gitの開発に際し、Perforceのエンジニアは新たなディポタイプを開発しました。このディポでは、Helixバージョニングエンジンで、Gitのデータをそのまま格納することが可能です。これにより、開発チームは大規模な環境で、Gitを使い続けられます。 Helix4Gitは、地理的に分散したチーム間における高速なビルドとスマートミラーリングを実現し、リポジトリの追加や開発者の増員など、プロジェクトの拡大に伴うシステムの拡張を容易にします。そして何よりも、Helix4Gitは既存のツールセットを変更する必要がないので、手間なく実装することが可能です。
今のGit環境を楽々と拡張
他のGitソリューションよりも短期間で拡張できることをお約束します。
ビルド処理を40~80%高速化
p4コマンドは、Gitコマンドをそのまま使う他のソリューションと比べて、ビルド環境のデータを40~80%速く取得することができます。また、開発者に対するフィードバックループを、以前よりも速やかに完了させることが可能です。
スマートミラーリング
TeamHub環境において、ミラーリングする側のサーバは必ず、ユーザが変更をプルする前に、マスタの状態を確認します。この動作によって、チーム内の誰もが確実に最新バージョンを保持します。
マルチリポジトリでの見える化の実現
統合環境における効率的なリリース
Helix Coreの併用
TeamHub EnterpriseとHelix Coreを併用することで、大容量のバイナリファイルや、その他さまざまなアセットを1つのプラットフォームで管理できます。Perforceのシステム連携アーキテクチャをもってすれば、多彩なアセットを取り扱うプロジェクトを、より速やかに構築することが可能です。
Gitクライアントに関する豊富な選択肢
テクニカルサポート
技術的なご質問に関しては、以下までご連絡ください。
※ サポート受付時間:9:30~17:30(土日、祝日を除く)
お問い合わせ先
phone Tel: 03-3245-1248 mail Email: ss_support@toyo.co.jp
お問い合わせに際してのお願い:
- お問い合わせのE-mailに、次の情報を付加してください。それによって、より早い回答をお届けすることができます。
- ご使用になっているOSの種類とバージョン
- ご使用になっている製品のバージョン
- エラーメッセージが出ている場合は、そのエラーメッセージを正確にお送りください。GUI の場合は、画面をキャプチャした画像ファイルをお送りください。
- 可能な限り、その問題が発生した経緯、再現の手順をお知らせください。