用語集
用語 |
定義 |
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アクセスレベル |
ユーザが実行できるPerforceコマンドを制御するためにユーザに割り当てられる権限。プロテクションをご覧ください。 |
管理者アクセス権限 |
メタデータをオーバーライドするが、サービスの状態には影響を与えないPerforceコマンドを実行するためのユーザ権限を付与するアクセスレベル。 |
アップルファイルタイプ |
AppleSingleフォーマットで保存されるファイルに割り当てられたPerforceファイルタイプ。データフォークとリソースフォークを単一のファイルとして保存できます。 |
アトミックチェンジトランザクション |
1つのトランザクションに多くのファイルへの操作をグループ化すること。トランザクションですべてのファイル操作が正常に実行された場合、すべてのファイルが更新されます。トランザクションでファイル操作が1つでも失敗すると、どのファイルも更新されません。 |
base |
衝突する2つの新しいファイルリビジョンの元となったファイルリビジョン。 |
binaryファイルタイプ |
非テキストファイルに割り当てられたPerforceファイルタイプ。デフォルトでは、各リビジョンの内容は完全な形で保存され、ファイルそのものは圧縮フォーマットで保存されます。 |
ブランチ |
(名詞)オリジナルのファイルを追加することで作成されるコードラインに対して、あるコードラインをコピーすることで作成されるコードライン。ブランチはブランチビューの同義語としても使用されます。 (動詞)p4 integrateコマンドでコードラインブランチを作成すること。 |
ブランチフォーム |
ブランチ仕様の修正に使用するPerforceフォーム。 |
ブランチマッピング |
オリジナルのコードラインとブランチを定義することにより、ブランチの作成方法を規定します。ブランチマッピングは、ブランチの作成と更新のために反映プロセスで使用されます。クライアントワークスペース、ラベル、およびブランチ仕様に同じ名前を付けることはできません。 |
ブランチビュー |
ディポ内の2つのコードライン間のブランチ関係を示す仕様。各ブランチビューは一意の名前を持ち、反映元のコードラインから反映先のコードラインにどのようにファイルをマッピングするかを定義します。ブランチをご覧ください。 |
チェンジリスト |
Perforceにおけるアトミックチェンジトランザクション。チェンジリストで指定された変更は、チェンジリストがディポにサブミットされるまでディポには保存されません。 |
チェンジリストフォーム |
チェンジリストの修正に使用されるPerforceフォーム。 |
チェンジリスト番号 |
数値で表されるチェンジリストの一意の識別子。 |
チェンジレビュー |
ディポ内の指定ファイルに加えられる変更を登録ユーザに電子メールで送信するプロセス。 |
チェックポイント |
ある特定の瞬間における基礎的なメタデータのコピー。メタデータをご覧ください。 |
クライアントフォーム |
クライアントワークスペースの定義に使用されるPerforceフォーム。 |
クライアント名 |
現在のクライアントワークスペースを一意に示す名前。 |
クライアントルート |
クライアントワークスペースのルートディレクトリ。1つのマシンに2つ以上のクライアントワークスペースがある場合、それらは同じルートディレクトリを共有できません。 |
クライアントサイド |
クライアントビューにおけるマッピングの右側。対応するディポファイルがクライアントワークスペースのどこにあるかを指定します。 |
クライアントワークスペースビュー |
ディポ内のファイルの場所とクライアントワークスペース内のファイルの場所の間の対応を指定するマッピングのセット。 |
クライアントワークスペース |
ワークステーションにおいてPerforceが管理するファイルリビジョンの作業を行うディレクトリ。このクライアントワークスペースの名前は、デフォルトで、クライアントワークスペースがあるマシンの名前に設定されています。デフォルトの名前を変更するには、環境変数 |
コードライン |
まとめて進化するファイルセット。コードラインは他のコードラインからブランチ作成することができ、これにより各ファイルセットを個別に進化させることができます。 |
衝突 |
衝突には2つのタイプがあり、第1のタイプの衝突は、2人のユーザが1つのファイルを編集目的で作業状態にしたときに起こります。ユーザAがファイルをサブミットした後は、衝突が起こるので、ユーザBはサブミットできません。このタイプの衝突は、2人のユーザが同じファイルを作業状態にしたことが原因となります。 第2のタイプの衝突は、ユーザがある1つのファイルを別のファイルにマージしようとするときに起こります。このタイプの衝突は、2つのファイルと共通のベースとの比較結果が異なるとき、つまり、2つのファイルの変更内容が異なるときに生じます。この場合、マージは自動では行われず、手動で行う必要があります。このタイプの衝突は、差分が一致しないことが原因となります。 ファイル衝突をご覧ください。 |
カウンタ |
Perforceが使用する数値変数で、レビュー機能でチェンジリスト番号を追跡するために使用されます。 |
デフォルトチェンジリスト |
番号付きチェンジリストが指定されない限り、Perforceコマンドが使用するチェンジリスト。ファイルが編集目的で作業状態になると、デフォルトの作業中チェンジリストが自動的に作成されます。 |
デフォルトディポ |
名前が指定されていないディポに与えられる名前。デフォルトディポ名は、 |
削除ファイル |
Perforceにおいて、最新リビジョンに削除マークが付いたファイル。そのファイルの以前のリビジョンは、依然として利用できます。 |
デルタ |
2つのファイル間の差異。 |
ディポ |
Perforceサービスにホストされたファイルリポジトリ。ここには、ディポにサブミットされた全ファイルの全バージョンが含まれます。1つのインストールに複数のディポを置くことができます。 |
ディポルート |
ディポのルートディレクトリ。 |
ディポサイド |
クライアントビューにおけるマッピングの左側。ディポ内におけるファイルの場所を指定します。 |
ディポシンタックス |
ディポ内におけるファイルの場所を指定するPerforceシンタックス。 |
非接続 |
Perforceサービスに接続できないワークステーション。 |
差分 |
(名詞)2つのファイルを比較したときに一致しない行セット。ファイル衝突は、2つのファイルそれぞれと、共通の第3のファイルとの差分が異なっていることです。 (動詞)ファイルの内容またはファイルリビジョンを比較すること。 |
反映元ファイル |
1つのファイルから別のファイルへ変更を伝えるときの、変更の取り込み元ファイル。 |
除外マッピング |
特定のファイルを除外するビューマッピング |
除外アクセス権限 |
指定したファイルへのアクセスを拒否する権限。 |
ファイル衝突 |
3ウェイマージにおいて、あるファイルの2つのリビジョンが互いに異なり、ベースファイルとも異なっている状況。 また、ディポ内のファイルの最新でないリビジョンを編集したファイルをサブミットしようと試みること。多くの場合、誰かがファイルを編集目的で作業状態にした後、別のユーザがそのファイルを編集目的で作業状態にしたときに起こります。 |
ファイルパターン |
Perforceのコマンドラインシンタックスのことで、ワイルドカードを使用してファイルを指定できます。 |
ファイルリポジトリ |
全ユーザが共有する、すべてのファイルのマスターコピー。Perforceでは、ディポと呼ばれます。 |
ファイルリビジョン |
ディポ内のファイルの特定のバージョン。各リビジョンには、順番に番号が割り当てられています。ディポ内にあるどのリビジョンにも、リビジョン番号(例えば |
ファイルツリー |
ルートディレクトリ配下のすべてのサブディレクトリとファイル。 |
ファイルタイプ |
ファイルの属性。Perforceでは、ファイルを保存し差分を表示する方法はファイルタイプで決まります。ファイルタイプの例は、 |
ジョブの修正 |
チェンジリストにリンクされたジョブ。 |
フォーム |
一部のPerforceコマンドが表示する画面。例えば、Perforceチェンジフォームを使用して、特定のチェンジリストに関するコメントを入力し、そのチェンジリストに関連するファイルを検証することができます。 |
フルファイル保存 |
Perforceがディポ内にバイナリファイルのリビジョンを保存する方法。すべてのファイルリビジョンは完全な形で保存されます。これに対して、リバースデルタ保存は、Perforceが |
取得 |
現在は使用されていないPerforceの用語で、現在は同期という用語を使用。 |
グループ |
Perforceユーザのリスト。 |
haveリスト |
現在クライアントワークスペースにあるファイルリビジョンのリスト。 |
最新リビジョン |
ディポ内のファイルの最も新しいリビジョン。ファイルリビジョンは順番に番号付けされるので、このリビジョンはそのファイルで一番大きな番号の付いたリビジョンとなります。 |
反映 |
2つのファイルセット(例えば、2つのコードラインブランチ)を比較すること。および
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インターファイルブランチング |
Perforce専用のブランチメカニズム。 |
ジョブ |
Perforceが追跡するユーザ定義の作業ユニット。追跡する情報は、ジョブテンプレートで決定します。テンプレートはPerforceのシステム管理者が変更できます。 |
ジョブ仕様 |
Perforceジョブとして保存されたフィールドと有効値を含む仕様。 |
ジョブビュー |
Perforceジョブの検索に使用されるシンタックス。 |
ジャーナル |
最後のチェックポイント以降にPerforceサービスのメタデータに対して加えられたすべての変更の記録を含むファイル。 |
ジャーナル作成 |
Perforceサービスのメタデータに対して加えられた変更を記録するプロセス。 |
ラベル |
ユーザ指定のファイルリビジョンのリストに名前を付けたもの。 |
ラベルビュー |
ディポ内のどのファイル名が特定ラベル内に保存可能かを規定するビュー。 |
怠惰なコピー |
ディポ内のファイル内容を複製せずに、ファイルの内部コピーを作成するのにPerforceが使用する方法。怠惰なコピーは、ファイルのコピーの代わりにオリジナルファイルへのリファレンスを保存することにより、使用するディスク容量を最小化します。 |
ライセンスファイル |
サイトのPerforceユーザの数が、購入した数を超えないようにします。 |
listアクセス権限 |
レポートコマンドの実行を許可し、ファイル内容へのアクセスを禁止するプロテクションレベル。 |
ローカルディポ |
現在指定されているPerforceサービスにあるすべてのディポ。 |
ローカルシンタックス |
ファイル名を指定するOS固有のシンタックス。 |
ロック |
Perforceのファイルロックは、ロックされたファイルを他のクライアントがサブミットするのを防ぎます。p4 unlockコマンドを実行するか、ロックされたファイルを含むチェンジリストをサブミットすることにより、ファイルのロックが解除されます。 |
ログ |
Perforceサービスからのエラー出力。デフォルトでは、エラー出力は標準エラーに記述されます。ログファイルを指定するには、 |
マッピング |
ビュー内の1行のことで、ディポ内のファイルと、クライアント、ラベル、またはブランチ内のファイルとの対応を指定する左側と右側とで構成されています。左側はディポファイルを指定し、右側がクライアントファイルを指定します。 (クライアントワークスペースビュー、ブランチビュー、ラベルビューもご覧ください。) |
MD5チェックサム |
アーカイブされたファイルの整合性を検証するためにPerforceが使用する方法。 |
マージ |
2つの衝突しているファイルリビジョンの内容を1つのファイルに結合するプロセス。 |
マージファイル |
2つの衝突しているファイルリビジョンからPerforceが生成したファイル。 |
メタデータ |
Perforceサービスが保存するデータで、ディポ内のファイルに関する記述のほか、クライアントワークスペース、プロテクション、ユーザ、ラベル、およびブランチの現在の状態に関する記述があります。メタデータには、ファイルの実際の内容を除いて、サービスに保存されているすべてのデータが含まれています。 |
更新時刻 |
ファイルが最後に更新された時刻。 |
非存在リビジョン |
ファイルが完全に空のリビジョン。ファイルの非存在リビジョンに同期すると、ワークスペースからファイルが削除されます。ファイルの削除やリビジョン指定子 |
番号付きチェンジリスト |
Perforceが番号を割り当てた作業中チェンジリスト。 |
作業状態のファイル |
クライアントワークスペースで変更中のファイル。 |
所有者 |
特定のクライアント、ブランチ、あるいはラベルを作成したPerforceユーザ。 |
p4 |
Perforceのコマンドラインクライアントプログラムで、OSのコマンドラインからPerforceコマンドを実行するために実行するコマンド。 |
p4d |
Perforceサービスを実行するプログラム。p4dはディポのファイルおよびメタデータを管理します。 |
P4Diff |
2つのファイル間の差異を表示するPerforceアプリケーション。P4Diffは、ファイル衝突解決プロセスでファイルの比較に使用されるデフォルトのアプリケーションです。 |
作業中チェンジリスト |
まだサブミットされていないチェンジリスト。 |
Perforceサービス |
Perforceディポとメタデータ。ディポとメタデータを管理するプログラムのことも指します。 |
プロテクション |
Perforceサービスのプロテクションテーブルに格納されているパーミッション。 |
RCSフォーマット |
リビジョン管理システム形式。テキストファイルのリビジョンの保存に使用されます。RCSフォーマットは、リバースデルタエンコーディングをファイルの保存に使用します。Perforceは、RCSフォーマットをテキストファイルの保存に使用します。リバースデルタ保存もご覧ください。 |
readアクセス権限 |
Perforceが管理するファイルの内容を読み取ることを許可するプロテクションレベル。 |
リモートディポ |
現在指定されているPerforceサービスをホスティングしているホストとは異なるホストに存在するディポ。 |
衝突再解決 |
ファイルの衝突を解決した後、サブミットする前に、そのファイルの衝突を再び解決するプロセス。 |
衝突解決 |
2つのファイルリビジョン間の差分を調整するために使用するプロセス。 |
リソースフォーク |
Macファイルのフォークの1つ。(Macintoshファイルは、リソースフォークとデータフォークで構成されています。)Perforceの |
リバースデルタ保存 |
テキストファイルのリビジョンを保存するためにPerforceが使用する方法。Perforceは、最新リビジョンの全テキストを保存し、さらに、各リビジョンとその直前のリビジョンとの間の変更を保存します。 |
元に戻す |
クライアントワークスペース内のファイルへの変更を破棄すること。 |
reviewアクセス権限 |
読み取り権限( |
レビューデーモン |
p4 reviewコマンドを使用するデーモンプロセス。チェンジレビューもご覧ください。 |
リビジョン番号 |
ファイルのどのリビジョンを参照しているかを示す番号。 |
リビジョン範囲 |
指定したファイルのリビジョン番号の範囲。範囲の最小と最大と指定します。例えば、 |
リビジョン指定 |
ファイル名に続く拡張子で、そのファイルの特定のリビジョンを指定します。リビジョン指定子として使用できるのは、リビジョン番号、チェンジ番号、ラベル名、日付/時刻の指定、あるいはクライアント名です。 |
サービス |
Perforceにおいて、Perforceアプリケーションからのリクエストに応答する共有バージョン化サービス。Perforceサービス(p4d)は、ディポファイルやファイルについての記述を含むメタデータを保持し、クライアントワークスペースの状態を追跡します。 |
サーバルート |
p4dが自己のメタデータとすべての共有ファイルを保存するディレクトリ。サーバルートを指定するには、環境変数 |
保留 |
チェンジリストをチェックインせずに、ファイルをPerforceサービスに一時的に格納する処理のこと。 |
状態 |
チェンジリストについては、チェンジリストが新規なのか作業中なのかサブミットされたのかを示す値。ジョブについては、ジョブが作業中なのか終了したのか保留中なのかを示す値。ジョブの状態はカスタマイズできます。 |
サブミット |
作業中チェンジリストと変更済みファイルをPerforceサービスに送ること。 |
サブスクライブ |
特定のファイルに作用するチェンジリストがサブミットされたときに電子メールを受け取るように登録すること。 |
superアクセス権限 |
すべてのPerforceコマンドを実行する権限をユーザに与えるアクセスレベル。対象となるコマンドには、プロテクションの設定、トリガのインストールおよび保守のためのサービス停止を実行するコマンドが含まれます。 |
symlinkファイルタイプ |
Unixのシンボリックリンクに割り当てられたPerforceのファイルタイプ。シンボリックリンクをサポートしないプラットフォームでは、symlinkタイプのファイルは小さいテキストファイルと同様に示されます。 |
同期 |
ディポからクライアントワークスペースへ、ファイルリビジョン(あるいはファイルリビジョンセット)をコピーすること。 |
反映先ファイル |
ブランチ作成されたコードラインとオリジナルのコードライン間の変更を反映させる際、反映元ファイルから変更を受け取るファイル。 |
textファイルタイプ |
ASCIIテキストのみを含むファイルに割り当てられたPerforceのファイルタイプ。binaryファイルタイプもご覧ください。 |
theirs |
ファイル衝突を解決する際、クライアントファイルとマージされるディポ内のリビジョン。ブランチ作成されたファイルで作業している場合、theirsは反映元ファイルのことです。 |
3ウェイマージ |
3つのファイルリビジョンを組み合わせるプロセス。3ウェイマージによって、どこで衝突の原因となる変更がなされたかを知ることができ、衝突の解決方法を指定できます。 |
チップリビジョン |
Perforceでは、最新リビジョンのこと。チップリビジョンは、他のバージョン管理システムで使用される用語です。 |
トリガ |
チェンジリストがサブミットされたときにPerforceサービスが自動的に起動するスクリプト。 |
2ウェイマージ |
2つのファイルリビジョンを組み合わせるプロセス。2ウェイマージでは、ファイル間の差異は表示できますが、衝突は表示できません。 |
タイプマップ |
ファイルにPerforceファイルタイプを割り当てるPerforceテーブル。 |
ユーザ |
誰が操作しているかを判断するためにPerforceが使用する識別子。 |
ビュー |
2つのファイルセット間の関係を説明するもの。クライアントワークスペースビュー、ラベルビュー、ブランチビューもご覧ください。 |
ワイルドカード |
文字列中の文字に適合させるために使用される特殊文字。Perforceのワイルドカードは次のとおりです。
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ワークスペース |
クライアントワークスペースをご覧ください。 |
書き込みアクセス権限 |
ディポ内のファイルの内容を変更するコマンドの実行を許可するプロテクションレベル。書き込み権限( |
yours |
ファイル衝突を解決するとき、クライアントワークスペース内の編集済みバージョンのファイル。ブランチ作成されたファイルを反映させる際の反映先ファイルのことも指します。 |