はじめに
ヘルプを利用する
このマニュアルで提供されている資料に加えて、p4 helpコマンドにより、Perforceコマンドのヘルプを利用することができます。これにより、個別のコマンドや、関心のある領域のコマンド、たとえばジョブ、リビジョン、ファイルタイプなどについてのヘルプが提供されます。
p4 helpコマンドへの出力は、このマニュアルに含まれる構文のダイアグラムと同様に、短い形式でPerforceコマンドオプションが表示されます。また、コマンドオプションを長い形式に指定することもできます。たとえば、次の構文の代わりに、
p4 reopen -c 1602 -t text+F //depot/my/file
この形式を使用することもできます。
p4 reopen --change 1602 --filetype text+F //depot/my/file
長い形式のオプション名の前には、通常のようにハイフン1つではなく、ハイフンが2つ付くことに注意してください。
コマンドの効力は、長いオプション名でも短いオプション名でも同じです。使用頻度の低いオプションは、短い形式のみになります。
特定のコマンドの長い形式を表示するには、--explain
オプションを使用します。たとえば、次のようになります。
p4 reopen --explain
これにより、次のような出力が生成されます。
--omit-moved (-1): disables following renames resulting from 'p4 move' --filetype (-t): specifies the filetype to be used. --change (-c): specifies the changelist to use for the command. Usage: reopen [-c changelist#] [-t type] files...
1つのコマンドのオプションを1つだけ表示するには、オプション名を--explain
で指定します。たとえば、次のようになります。
p4 revert --explain -k
スクリプトの作成
このマニュアルに記載されているコマンドを、スクリプトで結合することができます。Perforceでは、次の2つの種類のスクリプトを使用できます。
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トリガーは、ユーザにより記述されるスクリプトであり、特定の動作が発生するたびにPerforceサーバによって呼び出されます。そのような動作には、チェンジリストのサブミット、フォームの変更、ログインの試行などが含まれます。
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デーモンは、前もって指定された時間に実行され、Perforceメタデータに対する変更を検索します。デーモンが、ディポの状態が何らかの指定された状態に変更されたと判断すると、他のコマンドを実行します。たとえば、特定の変更の追跡に関心を持つ当事者に、電子メールを送信します。
スクリプトの作成の詳細については、『Perforceサーバ管理者ガイド: 基本』を参照してください。