このマニュアルについて
このガイドは、Perforceのインストール、設定、および保守を担当するユーザを対象としています。このガイドは、通常「システム管理者」が実行するタスクについて説明します。このガイドでは、例えばソフトウェアのインストールと設定、稼働時間およびデータの整合性の確保などのほか、Perforceユーザのセットアップ、Perforceディポアクセスの制御、Perforceユーザパスワードのリセットなど、「Perforce管理者」が実行するタスクも取扱います。
Perforceはシステムの特別な許可を必要としないため、Perforce管理者は通常、ルートレベルのアクセスを必要としません。サイトの事情によっては、Perforce管理者は必ずしもシステム管理者である必要はありません。
UNIXとWindows、どちらのバージョンのPerforceサービスも、コマンドラインから管理します。Perforceコマンドラインクライアントに関する詳細を知りたい場合、『P4コマンドリフェレンス』を参照してください。
Perforceの使用方法に関して
Perforce環境の管理のほかに一般ユーザとしてPerforceを使用する場合、『P4ユーザーズガイド』を参照してください。
関連文書はすべて当社のWebサイト、http://www.perforce.com/documentationより入手可能です。
複製、エッジサーバ、ブローカ、プロキシ
複製、エッジサーバ、ブローカ、プロキシに関する資料は、『Perforceサーバ管理者ガイド: マルチサイト展開』より入手可能です。
ご意見、ご感想をお待ちしています
当社では、ユーザのみなさんからの本書の関するご意見をお待ちしています。特に、初めてPerforceをお使いになったユーザのお考えを是非お聞かせ願いたいと思います。このガイドの説明は十分でしょうか?manual@perforce.com
までご意見をお寄せください。
2015.1リリースでこのガイド追加された情報
Perforceサーバ2015.1リリースで、このガイドに加えられた変更は以下のリストの通りです。Perforceサーバ2015.1のすべての新しい機能と主要なバグ修正については、Perforceサーバ2014.2リリースノートを参照してください。
主な変更点
- LDAP認証
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LDAP認証についてのセクションを拡大し、Active Directoryの例、構成可能変数
auth.ldap.userautocreate
の使用についての解説、LDAPグループの操作方法の説明を追加しました。詳細については、認証オプションを参照してください。 - LDAPグループの同期
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PerforceとLDAPグループの同期方法について、情報を更新しました。詳しくは、PerforceグループをLDAPグループと同期するを参照してください。
軽微な変更点
- p4 verifyの動作
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バックアップ手順でp4 verifyコマンドを使用しても、チェックサムまたはファイル長の情報は更新されない点について修正しました。
- サブミットに失敗した後のロックの動作
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ファイルのロックをしているときにサブミットに失敗した場合の動作について追加しました。詳細については、サブミットに対してトリガを起動させるを参照してください。
- P4プッシュとP4フェッチのコマンドトリガの使用方法
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P4プッシュとP4フェッチのコマンドトリガの使用方法を追加しました。詳しくは、コマンドの前または後にトリガを起動させるを参照してください。