ログ記録と構造化ログファイル
ログファイルを構造化形式(.csv
)で書き込むようにHelixサーバを構成することができます。
構造化ログファイル:
- 構造化ログファイルには、通常のログファイルよりも詳細な情報が記録されます。
-
構造化ログファイルを使用すると、スプレッドシートなどのツールにデータを簡単にインポートすることができます。インポートしたデータを使用して詳細なレポートを作成したり、詳しく分析したりすることができます。
構造化ログファイルを操作する場合は、ログ記録用コマンドを使用します。
Unicodeモードのサーバの場合、p4d
のエラーとログ情報はすべてUTF8で記録されます。 このログ情報を適切にレンダリングするためには、UTF8コンソールまたはエディタが必要です。
詳細については、ナレッジベース記事「Structured Server Logs」を参照してください。
- バージョン2020.1では、構造化ロギングが以下のように改善されました。
- すべてのイベントタイプで、新しいバージョン番号として
50
が使用されます。これにより、コマンド番号フィールド(5列目のフィールド)の後に、一意のコマンド識別子と現在のserverId
が付加されます。 - 複数のサーバにログイベントが書き込まれるコマンドの場合、一意のコマンド識別子がサーバ全体に適用されるため、サーバ間でログイベントを照合することができます。 例えば、エッジサーバからサブミットする場合、レプリカサーバからコマンドを転送する場合、リモートディポにアクセスする場合、P4AUTHを使用する場合などです。
11.50
トリガイベントタイプに、以下に示す2つのフィールドが追加されました。- trigger、extension、bgtaskというトリガタイプを示すフィールド
- トリガの実行経過時間を示すフィールド
- コマンド引数の形式に合わせて、トリガ引数の区切り文字としてコロン(
:
)が使用されるようになりました。 serverlog.version.N
構成可能変数を使用して、構造化ログファイルを特定のサーババージョンの形式に固定することができます。 以下に例を示します。- バージョン2019.2の構造化ログイベントの形式を維持する場合は、上記の構成可能変数の値を
49
に設定します。 - バージョン2019.1の形式を維持するには、値を
48
に設定します。
- バージョン2019.2の構造化ログイベントの形式を維持する場合は、上記の構成可能変数の値を
- すべてのイベントタイプで、新しいバージョン番号として
- 各リリースのプロトコルレベルについては、「Helixサーバのプロトコルレベル」を参照してください。
ログエントリの例
ログエントリのサブセットを次に示します。
エントリ | 意味 |
---|---|
rmt-Journal
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マスターからメタデータを含むジャーナルレコードを取得するためにレプリカサーバ上のp4 pullスレッドが使用します。
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rmt-FileFetch
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アーカイブファイルを取得するためにレプリカサーバ上の
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モニターまたはログエントリ |
並列同期、サブミット、またはファイルのバッチを平行で転送するshelveにより生成されたプロセスです。 並列同期の
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