Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)

Open RANテストソリューション「Spirent O-RANソリューション」

4GまでのRANは同じベンダ機器同士でしか接続できない「クローズドネットワーク」でしたが、5Gでは異なる複数のベンダ機器を相互接続できるような「Open RAN」が世界中で推進されています。
Spirent社が提供するO-RANソリューションは、Open RANを構築するO-CU、O-DU、O-RU、RICといったノードの単体評価から、それらを組み合わせた際の適合試験、更にはE2Eでのパフォーマンス試験まで幅広い試験環境を提供します。

特長

Spirent社が提供するO-RANソリューションは、Open RANを構成する各ノードの単体試験から、異なるベンダの機器を組み合わせた結合試験、Open RAN全体を通したEnd-to-End試験にまで対応しています。 O-RAN Allianceにより規定された仕様(例:Specification O-RAN.TIFG.E2E-Test.0-v02.00)に基づく試験を実施いただけます。

SpirentのO-RANソリューション概要

実施可能な試験

テクノロジー

Open RANが求められる背景

高速大容量、超低遅延、多数同時接続など、日々高度化するモバイルネットワークは様々な業界、サービスでの利用が期待されています。その複雑、多様化する要件を実現するためにはより拡張性/柔軟性の高いRANが必要となります。それらに対応するためのRANとしてOpen RANが世界中で推進されています。

Open RANとO-RAN

Open RANは、技術的なアプローチで、独自のハードウェアとソフトウェアを使用して単一のベンダーによって提供される従来のRANの代わりに、オープンなインターフェースに基づいて構築されるRANもしくはそのアーキテクチャです。
O-RANは、4Gおよび5G向けの新しいOpen RANの仕様を公開することに重点を置いた標準化団体 (O-RAN Alliance) またはその仕様です。O-RANは新しいO-RANデバイスのテストを促進することにも重点を置いています。

用語解説

<O-RU>

Radio Unitの略で、無線信号を処理し、増幅とデジタル化を処理するノード。通常、アンテナの近くに配置されるか、アンテナと統合されています。

<O-DU>

Distributed Unitの略で、リアルタイムのベースバンド処理を実行し、プロトコル スタックの下位層を処理するノード。O-RANの柔軟性において重要な役割を果たし、さまざまな分散アーキテクチャとスプリットをサポートし、セル サイトの近くまたはエッジに配置されます。

<O-CU>

Centralized Unitの略で、プロトコルスタックの上位レイヤーに対して、時間の影響を受けにくい処理を実行するノード。他のCUに接続し、場合によっては数千のDUと数十万のユーザーデバイスに接続します。

<RIC>

Ran Intelligent Controllerの略で、O-RANアーキテクチャのイノベーションイネーブラーとして機能します。ライフサイクルメンテナンスタスクの自動化から、リソースの最適化、サードパーティインテリジェンスの顧客向けサービスへの統合まで、さまざまな新機能を有効にします。RICには、Near-RT RICとNon-RT RIC2種類があります。

ラインアップ