高分解能パラメトリック地層探査システム マルチトランスデューサSBP quattro/sixpack
ドイツInnomar社SBPシステム「quattro/sixpack」モデルは、4つ~最大6つのトランスデューサにより構成されるパラメトリックナロービームサブボトムプロファイラ(SBP)です。極浅海域の海底データを高解像度で取得し、3次元的に可視化します。より深い海域では、トランスデューサをアレイ化することでより良いレンジやぺネトレーションを得られます。トランスデューサは様々なレイアウトができ、高密度のデータを得るための連続モード(クワッドビームモード、ヘキサビームモード)や、同時に出力するモード(シングルビームモード)が選択可能です。レンジの拡大にも対応します。また、高データ密度と高出力の両方を実現する複合モードもあります。
特長
- 4つ(quattro)~6つ(sixpack)のトランスデューサを同時運用
- 取得データの3 次元可視化
- 複数のトランスデューサを用途に合わせて様々な配置で運用
- 高密度のデータ取得のための連続モード運用
- ビーム幅(- 3dB):約±2. 5°(シングル)、約±1. 5°(2x2 マトリクス)
- ピングレート:最大60ping/ 秒
仕様または構成
モデル |
quattro |
sixpack |
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一次送信周波数(PHF) | 約100kHz(85-115kHz帯) | |
音圧レベル | >235dB//μ PA re 1m(シングル)、 >245dB//μ PA re 1m(2x2 マトリクス) |
>235dB//μ PA re 1m(シングル)、 >248dB//μ PA re 1m(2x3 マトリクス) |
二次周波数(SLF) | 4, 5, 6, 8, 10, 12, 15 kHz(中心周波数。ユーザにて選択可能) | |
パルス幅 | 0.07-1.0 ms(ユーザにて選択可能) | |
SLF パルスタイプ | Ricker、CW | |
SLF 帯域幅 | 2-22 kHz | |
ビーム幅(-3dB) | 約± 2.5°(シングル)、 約±1. 5°(2x2 マトリクス) | |
Heave/Roll/Pitch 補正 | Heave/Roll/Pitch(Roll とPitch は後処理時のみ適用) | |
水深幅 | 0.5-100m(シングル) 1-1000m(2x2マトリクス) |
0.5-100m(シングル) 2-1500m(2x3マトリクス) |
ペネトレーション (海底の堆積物の種類やノイズによります) |
最大20m(シングル) 最大50m(2x2マトリクス) |
最大20m(シングル) 最大70m(2x3マトリクス) |
サンプル分解能/ レンジ分解能 | 1cm以下/最大5cm(パルス幅に依存) | |
データ取得 | フルウェーブデータ(24bit @ 96kHz) | |
ピングレート | 最大60ping/ 秒 | |
所要電源 | 100-240V | |
消費電力 | 300W 以下 | 350W 以下 |
トップサイドユニット | ||
寸法(W × D × H) | 52cm × 40cm × 34cm | 52cm × 40cm × 34cm |
ハウジング | 19inch/7U | 19inch/7U |
重量 | 約32kg | 約34kg |
トランスデューサ(1 つあたり) | ||
寸法(W × D × H) | 21cm × 21cm × 6cm | 21cm × 21cm × 6cm |
重量 | 約8kg(30m ケーブル込み) | 約8kg(30m ケーブル込み) |