Scribner Associates(スクリブナーアソシエイツ / USA)

585型 充放電測定システム(8ch)

585は、3極式セルの制御に対応した5A出力の充放電装置です。4チャンネル並列で最大20Aの出力制御することができ、最小レンジは50μAなので、基礎研究からデバイス評価まで1台の充放電装置で対応することができます。抵抗測定(周波数範囲 1Hz~1kHz、2点)もオプションで追加することができます。

scribner585

株式会社東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
phone03-3245-1103

特長

  • 6桁ワイド電流レンジによる高確度な充放電試験
  • 1chあたり2箇所の同時電圧測定(標準)
  • 1chあたり温度1点+電圧2点を追加で測定(オプション)
  • 使い勝手抜群の制御・解析ソフトウェア(日本語・英語)
  • 恒温槽との連動制御が可能(オプション)

テクノロジー

交流インピーダンス測定機能(1kHz~1Hz, 2点)

585型充放電装置は、1kHz~1Hzのうち任意2点をソフトウェアで設定しインピーダンス測定を行います。一般に、二次電池を等価回路に置き換えた場合、下記のように表すことが可能です。
交流信号を印加し、その周波数をスイープすると左下図のようなスペクトルが測定されます。この結果から、各成分の抵抗値を見積もることができ、この抵抗値は電池の劣化を表す指標となります。
585型充放電装置ではこの周波数のうち任意の2点を選択してインピーダンスを測定することができます。任意のサイクル毎にインピーダンス測定を行えますので、充放電サイクル中での電解質抵抗や電極ー電解質界面抵抗の推移を評価することができます。

仕様

チャンネル数 8ch(最大24ch)
電流/電圧範囲 -4V ~ +6V
出力/制御電流 ±5A / 1ch
±10A / 2ch並列動作時
±20A / 4ch並列動作時 
電流レンジ 50μA~5A
制御確度 電流:レンジの0.2%以内
電圧:レンジの0.1%以内
測定確度 電流:レンジの0.2%以内
電圧:レンジの0.05%以内
制御モード 定電流(CC), 定電圧 (CV), 定電流-定電圧(CC-CV),
定電力(CP), 抵抗測定(HFR), Run External
セル接続 6端子(I+, I-, V+, V-, AUX+, AUX-)
最小サンプリング間隔 10msec
インピーダンス測定 1Hz ~ 1kHz (任意の2点, HFRオプション)
インターフェース USB2.0
外形寸法(WxD x H) W:430mm × D:540mm × H:225mm
重量 20.0kg