EMMS-300 膜伝導測定システム

EMMS-300膜伝導測定システムは、次世代型燃料電池に求められる高温低加湿条件での
伝導率測定に最適なシステムです。
Dry/Wet 混合方式による露点制御のため、条件変更時の待ち時間短縮が可能です。

株式会社東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
phone03-3245-1103
Mail:keisoku[at]toyo.co.jp

特長

  • 幅広い温度・露点制御を実現
  • 膜厚方向の伝導率測定
  • Dry/Wet 混合方式による露点制御
    スピーディな加湿条件変更、試験歩留まり向上
  • 汎用性の高いシステム構成
    加湿ガス供給装置 → 水蒸気電解用の高露点ガス発生
    電気化学測定システム → サイクリックボルタンメトリー、IV 測定

仕様

EMMS-300仕様

        
電極面積 10mmΦ
温度範囲 室温、50~200℃
温度安定度 ±0.3℃
露点制御範囲 50~120℃ ※Wetガス90℃以上は要加圧
使用ガス 窒素ガス
圧力制御範囲 大気~200kPaG(手動制御)
加湿器自動給水機能 あり
安全機構 あり(非常停止ボタン、過昇温防止、加湿器空焚き防止)
自動運転 可能(60ステップまで、電気化学測定システム除く)

システム構成

EMMS-300システム概要

EMMS-300システム概要

ガス・湿度・温度制御ユニットの特徴

高精度・高応答性の加湿制御

・±1℃@80℃露点の高い安定性
 (実力値:±0.3℃/hour、100% Wetガス使用時)
・Dry/Wet混合方式によるスピーディーな露点変更
・120℃露点制御対応(要加圧)
・長時間運転に必須な加湿器自動給水機能付き
 高露点での長時間運転に最適
【参考】
 90℃DP, 大気圧, ガス0.5L/min → 55cc/h 消費
 120 ℃DP, 2気圧, ガス0.5L/min → 50cc/h 消費

サンプルホルダについて

安定度抜群のサンプルホルダ

・ 制御範囲:室温~200℃
・ 安定度:±0.3℃以内
・ 抵抗値に合わせて選べる2種類のサンプルホルダ(四端子、疑似四端子)
・ サンプル直近での温度測定

システム操作方法について

完全自動運転

・ ガス供給系:タッチパネル操作
 60ステップまでのプログラム運転
・ Bio-Logic EC-Labと連携
 P/G statはスタンドアロン使用可能

その他の情報

EMMS-300の試験制御範囲

次世代型燃料電池の目標作動温度範囲を満たした試験が可能です。
露点温度90℃以上では、加圧により露点を120℃まで昇温できます。

緑:EMMS-300 の試験制御範囲

黄:次世代型燃料電池の目標作動温度範囲