FAQ
PCB社技術情報
音響技術
ID.セクション Ⅳ:仕様説明
Q. 64 マイクロホンをパイプ内に埋め込んで使用したいと考えています。通気が悪いと問題が生じかねないことは理解しています。通気については、どのような事に注意すればよいでしょうか。通気を良くするにはどうすれば良いですか。
A.
マイクロホンをパイプの壁に埋め込む時には、ベントをふさがないようにしてください。ベントによって、気圧が外部と同じに保たれます。ベントがふさがれてしまうと、内部通気経路によってマイクロホンは気圧を安定させますがそれだけ余分に時間がかかってしまいます。そのため校正や立ち上げにかかる時間がより長くなります。
それにパイプ内の気圧が外部と異なると、試験結果が不正確になることがあります。前部通気型マイクロホン、または後部通気型マイクロホンに毛細管を使うことで、(パイプ内の)マイクロホン側の気圧とバックプレーン後ろの気圧を、プリアンプのベントを通して同じにすることを推奨します。そうすれば、立ち上げ時間は短くなり、試験結果もより正確になります。