FAQ
OROS社 OR3x
フロントエンド
└出力
ID.x184
Q. 信号出力/ランダムノイズ設定にあるホワイトノイズ、ピンクノイズとは?
2つのパラメータの違いを教えてください。
A.
ホワイトノイズ(白色雑音 white noise)とは、あらゆる周波数成分を一様に含みます。
( 単位周波数帯域(1Hz)に含まれる成分の強さが周波数に無関係に一定)
横軸を周波数、縦軸をエネルギーにすると、フラットなグラフになります。
ピンクノイズをオクターブバンドパスフィルターで測定すると、高い周波数にいくにつれて右上がりになります。
ピンクノイズ(1/f雑音 pink noise)とは、1オクターブごとのエネルギーが等しくなります。
横軸を周波数、縦軸をエネルギーにすると、高い周波数帯域に行くにつれて右下がりのグラフになります。
ピンクノイズをオクターブバンドパスフィルターで測定すると、どのオクターブでみてもエネルギーが均一でフラット(平坦)な特性になります
何故、ノイズをホワイト、ピンクと色に例えるかというと、
- すべての波長の光を含む光は、白色
- 周波数が低い(波長が長い)成分は、赤なので、低い周波数のレベルが大きければ、白色より赤みがかっているということでピンク
と表現したものです。
ホワイトノイズの例は、テレビの放送終了後の、画面が「砂嵐」状態のときの音や、FM放送の局間ノイズで、「シャー…」と聞こえるものです。
ピンクノイズは、この人間の耳の特性を基準に考えられたもので、聴感上はホワイトノイズよりも低音域が勝っているので、「ザー…」と聞こえます。ピンクノイズはホワイトノイズを、-3dB/oct の低域通過フィルタ(Low Pass Filter)に通して作り出します。