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└バージョンアップ情報
ID.g019
Q. Version 3.2 新機能
ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。
以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。
A.
概要
FAMOS3.2は、Windows95 やWindows NT4.0などの32ビットOSの元で作動します。これによりロング・ファイルネームやファイルを開くためにエクスプローラーを利用できます。細かくは多くの向上点がありますが、大きく以下のような点が新しくなりました。
カーブウィンドウ
新しい表示形式: スレーブポインタ付のバーメータ
関数
(新規関数)移動標準偏差: | (MvStDev(...), Function Group 9) |
---|---|
(新規関数)エンベローブ曲線: | (Envelope1(...), Group 5) |
(新規関数)FileName?(...) | 変数がロードされたファイル名を取得 |
(新規オプション)TimeToText(...): | 年号を4桁に対応 |
標準フィルター関数: | imc-Filter Designを利用しないと使用できなかった (lowpass FiltLP(...), bandpass FiltBP(...) etc.)を標準としました。 |
Smo3(..) , Smo5(..): | smo()と整合させるためにアルゴリズムが多少替わりました。 |
シーケンスエディター
- 文法要素に色が着色できます。(ヘルプも)
- Undoをさらに使用できます。
- 上書きモード
波形エディター
以前のバージョンでは変数が再定義されるとすぐにチャンネルが削除されていました。(例えば、ファイルから再読み込みした場合)このバージョンで は、表示をできる限り維持します。例えば、ディレクトリーを自動変更して波形をチェックするような状況でもカーブウィンドウのように波形エディターでも連 続して波形を観察できます。
コマンドラインパラメータ
新しいコマンドライン・パラメータが追加されました。
/D | データファイルをロードします。 |
---|---|
/S | シーケンスファイルを実行します。 |
ファイルアシスタント
(新規オプション)コンパクトなバイナリーベクトルへのアクセス
コンフィグレーション・マネージャー(XConfig.exe)
ユーザー定義ボタンに定義したシーケンスなどの設定をWindowsのレジストリーとやり取りできます。これにより、他のPCと簡単に設定を交換できます。
ユーザー定義関数ボタンの更新'を参照してください。
Windowsエクスプローラーからの操作
imc測定ファイル( *.dat, *.raw )の読み込み・表示
...指定された拡張子をダブルクリック
...希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
測定ファイル( *.*)の読み込み( *.*)
... FAMOSメインウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
レポートジェネレータファイル( *.drb)の読み込み
... 指定された拡張子をダブルクリック
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
... レポートジェネレータ・ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
レポートジェネレータファイル( *.drb)の印刷
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"印刷"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の読み込み
... シーケンス・ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップ。
Windowsのエディターでシーケンスファイルを表示
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"開く"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の実行
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"実行"を選択
シーケンスファイル( *.seq)の印刷
... 希望するファイルを選び、エクスプローラーのコンテキストメニューから"印刷"を選択
従来バージョンとの互換性
キット関数
imc-Kits (16Bit)はFAMOS 3.2では使用できません。これらのKit関数はFAMOS 3.2用にバージョンアップしたものを使用しなければなりません。
imc以外から提供されたキットも32ビットに適合させなければなりません。
DLLインターフェース
16-bit-DLLはFAMOS 3.2では使用できません。32ビットに適合させ、必要であれば宣言ファイルを変更しなければなりません。
Windowsシステムコール("user.dll", "kernel.dll" など)も適切な宣言が必要になります。
章"関数/ 外部DLLインターフェース"に詳細が記述されています。
ネットワーク・ドングル
ネットワーク・ドングルはTCP/IP か IPXのみに対応します。NetBiosは今後サポートしません。
コマンドラインパラメータ
コマンドラインパラメータの文法が変わりました。これまでFAMOS起動時に実行される操作は、オプションキーなしで呼び出されていたましたが、今後"/E"キーを必要とします。
Example:
FAMOS 3.1:
c:\imc\FAMOS.exe sequ startup.seq
FAMOS 3.2:
c:\imc\bin\FAMOS.exe /E "sequ startup.seq"
こちらの方がベターです
c:\imc\bin\FAMOS.exe /S startup.seq
ユーザー定義関数ボタンの更新
以前のバージョンと同じディレクトリーにインストールした場合、ユーザー定義ボタンなどの設定は自動的に新しいバージョンに組み込まれます。
異なるディレクトリーにインストールした場合、以下の手順に従って新しいバージョンに組み込んでください。
- 全てのimcアプリケーションを閉じる
- ディレクトリー”/BIN”内の"XConfig.Exe"を起動
- "Load from file.."を選択
- ファイル形式"Famos (16Bit) function buttons"を選択
- 古いバージョンがインストールされているディレクトリーからファイル"Famos_ub.ini"を読み込む。ファイルの内容は変換され、レジストリーに組み込まれます。
シーケンスエディターからの印刷
従来のバージョンでは印刷とモニター表示のフォントを切り替えられましたが、新しいバージョンではできません。ヘッダーとフッターのフォントは設定したフォントと同じになります。
実行ファイルの名前
レポートジェネレータ(現在"Report.Exe")やファイルアシスタント("MakeFas.Exe")の実行ファイル名が新しくなりまし た。通常これらの実行ファイルはインストールされたディレクトリーのサブディレクトリー”/BIN”にあります。ショートカットを作成するときなど注意してください。
関数Smo3(..) とSmo5(..)
関数Smo(..)と過渡状態を同一とするため、これらの関数のフィルター係数を少し変更しました。基本的なフィルター特性は変更されていません。