FAQ
FAMOS
シーケンス / 関数top
└スペクトラムキット&周波数解析関係
ID.p001
Q. 平均化のパラメータについて教えてください。
A.
引数は以下のように定義されています。
AveragingType
0 平均化なし
1 線形数値平均(平均化されるスペクトルの量はパラメータ'Reduction'によります)
例えば、Reduction=10と指定した場合、1~10th,11~20th...の平均を表示します。
2 ピークホールド(最大)
Reductionの設定に拘わらず、全てのスペクトラムのピーク値をホールドします。
3 低減化されたスペクトルのピークホールド(最大)
Reductionで設定された回数内でのスペクトラムのピーク値を求めます。
4 ピークホールド(最小)
5 低減化されたスペクトルのピークホールド(最小)
スペクトラムキットで周波数計算を行う場合、下図のようにオーバーラップさせながら指定されたウィンドウ長毎に計算します。
このとき、引数AverageTypeのパラメータを指定することにより、さまざまな結果を取得することができます。
以下のサンプルシーケンスを利用して、参考結果として示します。
; サンプルデータの作成 _t = ramp(0,0.1, 30000) a1 = sqrt(2)*2*sin ( _t *(0.3*PI2)*(_t/400+1) )*(_t/1000+1) xdelta a1 0.001 ; パラメータ設定 AveragingType = 3 Reduction = 5 ; 関数 AmpSpec_Lin1 = AmpSpectrumRMS(a1,512,0,0,Reduction,AveragingType)
また、Reduction=5と指定した場合、5,10,15...番目のブロックが出力されます。
(Y軸の値はブロック数を示しています。5ブロック毎に出力されるため、57/5=11ブロックあります。)
パラメータ:1
線形数値平均します。(平均化されるブロック数はパラメータ'Reduction'に依存します)
例えば、Reduction=5と指定した場合を示します。結果は、ブロック1~5までの平均値を1つの結果として、6~10、11~15...と続きます。
パラメータ:2
Reductionで指定した値により、指定ブロック毎に結果を出力します。
但し、Reductionの設定に拘わらず、計算結果は全てのブロックに対するピーク値を出力します。
下図はReduction=5を指定した例です。
Reduction=1を指定すると、以下のようになります。
パラメータ:3
Reductionで設定された回数内でのスペクトラムのピーク値を求めます。
例えば、Reduction=5を指定すると、1番目の結果は1~5ブロックのピーク値を出力し、2番目の結果には6~10ブロックのピーク値を出力します。