MAGTROL

自然冷却ヒステリシスブレーキ「HBシリーズ」

安定したトルクを発生することができるヒステリシスブレーキです。モータ等の負荷や張力制御に最適です。

トルク計測関連製品

負荷ブレーキ関連製品

カタログダウンロード

マニュアルダウンロード

特長

  • ブレーキ負荷の範囲 : 0.02Nmから26Nmフルスケールまで10機種のラインナップ
  • 高速回転 : 最大20,000 rpm(小型モデル)
  • ブレーキ負荷電力 : 最大2,400 W(HB-3500 5分以内)
  • ブレーキ構造 : 回転数とは無関係に安定なトルクを発生するヒステリシスブレーキ
  • モータのフリーランから拘束、停止までの測定可

電流特性

ヒステリシスブレーキ

図は、ヒステリシスブレーキのトルク-電流特性です。出力トルクは、電流の増加時と減少時で異なるヒステリシス特性を持っています。
各ブレーキの定格トルク及び定格電流は、再大能力に対して10%~25%の余裕があります。

テクノロジー

ヒステリシスブレーキの動作原理

ヒステリシスブレーキは回転速度に依存することなく、物理的な摩擦なしにブレーキ負荷を発生します。
ヒステリシスブレーキは、円筒状の鉄製ロータと、コイルにより励磁される歯型形状の磁極を持ったステータが非接触に合わさった構成です。
磁極が励磁されてないとき、ロータはボールベアリングに支えられて、自由に回転します。
コイルに電流を供給して磁極を励磁すると、ロータとの間の空隙に磁界が発生します。ここで透磁率の高いロータが回転すると磁気摩擦が発生します。
従って、ロータの回転エネルギーを磁気摩擦の損失として吸収しブレーキとして働きます。

ヒステリシスブレーキ動作原理

ブレーキの選定

ブレーキを選定するには、
・最大トルク
・最大回転数
・最大電力
の3つ全てが試験条件の範囲に入っていることを確認します。 試験が短時間か連続なのかによって、ブレーキの最大電力は異なっています。
また、空冷によってブレーキの最大電力は大きくなります。空冷が必要かどうかは、ブレーキの仕様一覧表で確認できます。
電力は、で計算できます。

仕様

型番 定格
トルク
定格
電流
抵抗25℃
±10%
電圧 コイル電力 最大スピード
Nm mA Ω VDC W rpm
HB-3M-2 0.02 145 171 25.0 3.59 20000
HB-10M-2 0.07 133 180 24.0 3.18 20000
HB-20M-2 0.14 217 120 26.0 5.65 20000
HB-50M-2 0.35 253 95 24.0 6.10 15000
HB-140M-2 1.00 253 95 24.0 6.10 12000
HB-250M-2 1.75 270 96 26.0 7.00 10000
HB-450M-2 3.20 442 50 22.1 9.80 8000
HB-750M-2 5.00 383 60 23.0 8.80 7000
HB-1750M-2 13.00 600 52 31.2 13.00 6000
HB-3500M-2 26.00 1200 28 31.2 26.00 6000
型番 ブレーキ
負荷電力(W)
ドラックトルク
(1000rpm)
イナーシャ 最大角加速度
5分間 連続 Nm kg・cm2 rad/s2
HB-3M-2 20 5 3.53×10-4 4.30×10-3 46600
HB-10M-2 35 8 7.06×10-4 4.35×10-2 16100
HB-20M-2 50 12 7.77×10-4 4.58×10-2 30600
HB-50M-2 90 23 1.55×10-3 1.67×10-1 21000
HB-140M-2 300 75 5.42×10-3 1.00×100 9620
HB-250M-2 450 110 7.77×10-3 3.45×100 5680
HB-450M-2 670 160 1.51×10-2 7.50×100 4290
HB-750M-2 1000 200 5.00×10-2 1.14×101 3450
HB-1750M-2 1200 350 9.18×10-2 5.63×101 2070
HB-3500M-2 2400 600 1.36×10-1 1.25×102 2070

カタログダウンロード

ヒステリシスブレーキ

ヒステリシスブレーキ

ダウンロード

※クリックしてPDFを表示・保存できます

FAQ