HVM200
New
ここ近年各種機械による人体への振動暴露の危険性が世界的に注目されております。人体振動計「HVM200」は手腕振動や全身振動に対する規格に準拠した測定を簡単に行うことが可能です。
HVM200は、小型軽量ながら、上記各規格、要求で必要なパラメータをほぼ全て網羅しており、多品種、多岐にわたる計測も短時間で効率的に行います。
DSPを内蔵し、各規格で要求する周波数補正をデジタルフィルタにて演算します。また、電源回路を内蔵しているため、圧電型(ICP型)加速度計を直結でき、屋外や車室内などの限定されたスペースでも、結線によるセッティングの煩雑さがありません。
測定したデータは1Gの内蔵のメモリに加え、マイクロSDカードへの保存が可能です。HVM200 は小型、低価格ながら人体ならびに手腕振動問題解決の強力なツールとして世界各国で広く使用されています。
特長
- 小型軽量、ポケットサイズ
持ち歩きに便利で、作業中の測定が手軽に可能です。 - DSP内蔵
内蔵DSPによる規格に忠実なデジタルフィルタ演算、規格の変更にも柔軟に対応いたします。 - シンプルな計測が可能
煩雑な操作がなく、一度設定すればオン/オフ/存のワンタッチ操作で計測が可能です。 - ISO対応、人体振動、手腕振動の各補正フィルタ、演算機能
全身、手腕どちらの測定も可能です。 - 三系統(X,Y,Z)および合成(Σ)同時測定
これ一台で、3ch同時入力、測定が可能です。 - ICPセンサ直接入力対応
圧電型ICP加速度センサをHVM200本体に直結できます。これにより、ケーブル接続などのセッティング時間が飛躍的に短縮可能です。 - マイクロSD対応
マイクロSDにデータを保存できます。 - USB2.0対応
PCへのデータ転送および設定、本体の充電がUSBケーブルで可能です。 - 豊富な周辺アクセサリ(加速度センサ、手腕アダプタ等)
周辺アクセサリをとの組み合わせで、HVM200一台で、計測のバリエーションが広がります。 - レポート作成
レポート、データ整理などがPC上で効率的に行えす。また、これらのソフトは、HVM200のPC経由での制御、リアルタイム波形の表示などもサポートいたします。
仕様
入力タイプ | 圧電式ICP |
---|---|
ダイナミックレンジ | >90dB |
対応加速度単位 | m/s2, cm/s2, ft/s2, in/s2, g, dB (10-5, 10-6m/s2対応) |
振動モード | Arms,Amin,Amax,Aeq,Amp,PEAK,MTVV |
手腕モード | Arms,Amin,Amax,Aeq,Amp,PEAK,A(1),A(2),A(4),A(8), A(8)exposure time (2.8m/s2),MTVV |
全身モード | Arms,Amin,Amax,Aeq,Amp,PEAK,CFmp,CF,VDV |
メモリ | 内蔵1GB,マイクロSD(8GB) |
存時間間隔(積分時間) | 1,2,5,10,20,30分,1時間 |
インターフェース | USB2.0 |
動作温度範囲 | -10~50℃ |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
バッテリー | リチウムイオン電池 |
重量 | 130グラム |
外寸 | 18×67×118mm |
その他の情報
ISO 8041(2005) | 人体振動測定装置 |
---|---|
ISO 2631-1(1997) | 全身振動に対する人体暴露の評価 ― 第1部:一般的要求 |
ISO 2631-2(2003) | 全身振動に対する人体暴露の評価 ― 第2部:建物内の振動(1Hz~80Hz) |
ISO 2631-4(2001) | 全身振動に対する人体暴露の評価 |
ISO 2631-5(2004) | 全身振動に対する人体暴露の評価 ― 多重衝撃を伴う振動の評価方法 |
ISO 5349-1(2001) | 手腕系振動への人体暴露の測定及び評価 ― 第1部:一般要求事項 |
ISO 5349-2(2001) | 手腕系振動への人体暴露の測定及び評価 ― 第2部:作業現場における測定の実施の指針 |
JIS B 7760-1:2004 | 全身振動 ― 第1部:測定装置 |
JIS B 7760-2:2004 | 全身振動 ― 第2部:測定方法及び評価に関する基本的要求 |
JIS B 7761-1:2004 | 手腕系振動 ― 第1部:測定装置 |
JIS B 7761-2:2004 | 手腕系振動 ― 第2部:作業場における実務的測定方法 |
JIS B 7761-3:2007 | 手腕系振動 ― 第3部:測定方法及び評価に関する基本的要求 |