胸部CT肺血管透過処理システム 『ClearRead CTｰVS』
胸部CT肺血管透過処理システム -Vessel Suppression-
『 ClearRead CT-VS』は、胸部CT画像におけるAxial(体軸断面)画像の大半を占める肺野内の血管影を透過させる画像処理技術です。
ディープラーニング技術を用いて胸部CT画像の大部分を占める肺野内の血管を透過し、血管部と重なって見えづらい結節影などの関心領域の視認性・発見率の向上に寄与します。
単純・造影いずれのCT画像でも処理が可能です。また低線量CT画像にも対応しており、CT検診における読影を強力にサポートします。
※ディープラーニング: 人工知能(AI：Artificial Intelligence)技術における機械学習の手法のひとつ。本品のディープラーニングは開発時に完了しており、市販後の使用時において学習を行わないため、性能が自動更新されることはありません。
販売名：胸部CT読影支援システム ClearRead CT+DC
医療機器認証番号：303ADBZX00098000
特長
『 ClearRead CT-VS』は、ディープラーニング技術を用いて胸部CT画像におけるAxial(体軸断面)画像の大半を占める肺野内の血管影を透過させる画像処理技術です。
胸部CT画像の大部分を占める肺野内の血管を透過し、血管部と重なって見えづらい結節影などの関心領域の視認性・発見率の向上に寄与します。
単純・造影いずれのCT画像でも処理が可能です。また低線量CT画像にも対応しており、CT検診における読影を強力にサポートします。
画像処理例
主な特長
- 胸部CT画像における肺野内血管と重なって見えづらい結節影などの関心領域の視認性・発見率の向上に寄与
- 国内外のあらゆるCT装置で撮影された画像に対応
- 人の介在は一切不要 全自動画像処理
- 院内ネットワーク環境に容易に接続可能
テクノロジー
ClearRead CT-VS 技術的特長
国内外あらゆるメーカ製CT装置からの画像を処理可能
ClearRead CT-VSの処理はCT 装置のメーカや機種に依存しません。院内で稼働しているあらゆるCT 装置で撮影された画像データを処理することが可能です。また新機種の導入・更新・増設等将来における機器導入計画においても選定を妨げることなく自由に機種を選択することが可能です。
人的介入なし 全自動画像処理
ClearRead CT-VS は専用サーバにて全自動で処理を実施します。事前に処理条件を設定することにより、目的の画像だけにその画像処理を適用します。この処理条件は画像データに格納されているDICOM ヘッダ情報を用いて柔軟に設定することが可能です。設定後は全自動で処理が実施され、処理データは院内画像サーバ（PACS）へ格納されます。医師や技師、医療情報担当者の手を煩わせることはありません。
院内のネットワーク環境に容易に接続可能
ClearRead CTｰVS 処理で必要なものはソフトウェアがインストールされた画像処理サーバPCのみです。この画像処理サーバを院内ネットワークに接続することで院内の画像に肺血管透過処理を適用できます。処理画像は同一検査の追加情報としてPACS に送信されるため、既存の通常PACS ビューア上でオリジナル画像と共にClearRead CT-VS 処理画像を観察することができます。特殊な読影ワークステーションのような専用端末は不要です。
ClearRead CT-VS 臨床的特長
胸部CT断面像から血管影を透過(Vessel Suppression)
ClearRead CT-VS は通常通り撮影された胸部CT 断面像から肺血管影を透過させる画像処理技術です。血管部と重なって見えづらい結節影などの関心領域の視認性・発見率の向上に寄与します。対象となるCT 画像は単純・造影のいずれでも可能です。ClearRead CT-VSは低線量CTの画像にも対応しており、CT 検診における読影を強力にサポートップします。
システム構成
- ClearRead CT-VSソフトウェア
- ClearRead CT-VS専用画像処理サーバ
- 院内のネットワーク環境に容易に接続可能
ClearRead CT-VS 処理で必要なものはライセンスがインストールされた画像処理サーバのみです。この画像処理サーバを院内ネットワークに接続するだけで院内の胸部CT画像に対し、肺血管透過処理を適用可能です。処理画像は同一検査の追加情報としてPACS に送信されるため、既存のPACS ビューア上でオリジナル画像と共にClearRead CT-VS 処理画像を観察することができます。特殊な読影ワークステーションのような専用端末は不要です。
動画
ClearRead CT-VS 血管透過処理例＜1＞
低線量、単純CT撮影。医師の読影により左肺門部付近に充実型結節が認められた。
ClearRead CT-VS 血管透過処理例＜2＞
低線量、Thin Slice、単純CT撮影。医師の読影により左肺にすりガラス型結節が認められた。
ClearRead CT-VS 血管透過処理例＜3＞
低線量、Thin Slice、単純CT撮影。医師の読影により右肺に部分充実型結節が認められた。
ClearRead CT-VS 血管透過処理例＜4＞
造影CT撮影。医師の読影により両肺に複数の充実型結節が認められた。
ClearRead CT-VS 血管透過処理例＜5＞
造影CT撮影。医師の読影により両肺に複数のすりガラス型結節が認められた。
