走査透過電子顕微鏡 【TENSOR】
特長
- 直接検出方式のハイブリッドピクセルカメラによる回折イメージング
- 2つのウィンドレスEDS検出器による、高速EDSマップ取得(立体角 2sr)
- 高速電子線プリセッション機能を標準搭載(最高プリセッションレート:72kHz)
- 静電ビームブランキング機能を統合
- UHV に近いサンプルの真空環境(10-6Paオーダー)
- リアルタイムに近いスピードで4D-STEMデータの解析、プロセシング、可視化が実現
- 計測手法
- STEM BF/ADF/HAADFイメージング
- STEM 格子イメージング
- EDSによる組成分析・マッピング
- 方位/相マッピング
- 歪みマッピング
- Virtual STEMイメージング
- STEM/EDSトモグラフィー
- 電子線回折トモグラフィー
STEM像、EDSマップと回折パータンを同時取得し、相・方位マップをほぼリアルタイムで表示しているTENSORのユーザーインターフェース画面
(左)リン酸チタンリチウム・アノード粒子のADF像
(右)リン酸塩アノード粒子の粒界に分布する酸化チタン(TiO2)粒子の方位マップ
(左)インデンテーション試験による変形場を示したNi合金単結晶のBF-STEM像
(右)[001]面から[103]面に再配向した再結晶粒子を示したNi合金単結晶の方位マップ