CHAdeMOアナライザ / シミュレータ
comemsoのCHAdeMOアナライザ/シミュレータは、日本における電気自動車の急速充電の標準規格であるCHAdeMOに対応したアナライザ/シミュレータです。CHAdeMO充電中に起こる様々な問題を解析するアナライザです。以下の3つのモードで使用できます。
- CHAdeMO充電器(EVSE)とEVの間に入って
モニタ・解析(Man in the Middle) - CHAdeMO充電器(EVSE)のテスト
(EVシミュレーション) - EVのテスト(EVSEシミュレーション)
株式会社東陽テクニカ eモビリティ計測部
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Mail:e-mobility[at]toyo.co.jp
特長
【CHAdeMO通信の解析】
- CHAdeMO ver0.9/1.x/2.0およびV2Hに対応した解析
- DC充電の電圧/電流と同期しつつ、全充電プロセスを長時間解析
- CAN物理層の品質解析
- 通信回路(12V)の品質解析
- プロトコル解析(通信、信号のタイミングやシーケンスなど)
【DC充電回路の解析】
- 500V/120Aまたは500V/200Aのコネクタ
- 測定は最大1000V/200Aまで対応可能(カスタマイズでそれ以上も可能)
【その他の特徴】
- Vector CANoe用のパネルで、使いやすいGUIに
- スーツケースタイプとラックマウントタイプ
スーツケースタイプは屋外利用ができる堅牢な筐体-IP67準拠 - 供給電源は100V~230Vに対応 -各国で使用可能
※ Comemso社および株式会社東陽テクニカはCHAdeMO協議会の正会員です。
本製品はCHAdeMO協議会のページでも紹介されています。
? 詳細はこちら【外部サイトが開きます】
機能
CHAdeMo充電器(EVSE)とEVの間に入って充電プロセスをモニタ・解析
(Man in the Middle)
このモードはCHAdeMO充電器とEVの間に入って解析するため、EV充電機構CHAdeMO充電器の開発者のみならず、充電器設置時や出荷時の品質確認、メンテナンス時のトラブルシューティングツールとしてなど、幅広い用途でお使いいただけます。
【解析画面例】
EV充電機構のテスト用として(CHAdeMO充電器シミュレーション)
このモードはCHAdeMO充電器のシミュレーションを行い、EV充電機構の試験を実施するモードです。主にEV充電機構の開発者様向けのモードです。
CHAdeMO充電器のテスト用として(EVシミュレーション)
このモードはEVのシミュレーションを行い、CHAdeMO充電器の試験を実施するモードです。主にCHAdeMO充電器の開発者様向けですが、出荷検査や設置時の品質確認、メンテナンス時の動作確認などにもご利用いただけます。
オプション
CHAdeMO充電器とEVへのいじわる試験
CHAdeMO Fault Injectionオプション for EV/EVSE
【機能】
- 各充電ステートにおける遅延、タイムアウト動作
- 各充電ステートにおけるタイムアウト時間の変更(充電器シミュレーション時のみ)
- 各充電ステートにおける、相手側のタイムアウトを無視
- ストップイベント生成(タイミングは事前設定および手動)
- CANメッセージの送信周期変更、データロス、順序入れ替え
CHAdeMO V2Hオプション
【機能】
- CHAdeMO V2Hのモニタリング
- CHAdeMO V2Hの充電器シミュレーション/EVシミュレーション
- V2H特有のCANメッセージへのFault Injection
プロフェッショナルCHAdeMO充電器シミュレーションオプション
【機能】
- CANメッセージの書き換え(充電可能電圧/電流、現在出力電圧/電流、残り充電時間など)
- 車両からの指令値に対する出力電流の遅れや電流価を増減しての出力
- コネクタ接続確認の抵抗値変更
- 絶縁診断時間の変更
CHAdeMOテストライブラリ(CHAdeMO充電器とEVの自動試験)
【機能】
- CHAdeMO ver1.1に規定されたテストケースを自動実行
- テストケースを選択した実行するだけの簡単操作
- CAN通信、12V信号、充電回路を同時にモニタして判断
- PASS/FAILを自動判定し、レポーティング
※CHAdeMOテストライブラリはCHAdeMO協議会の会員しか知り得ない情報が含まれます。
CHAdeMO協議会の会員様にはより詳細な情報がご提供可能です。
※comemso社および株式会社東陽テクニカはCHAdeMO協議会の正会員です。
システム構築
お客様のご用途、試験要件に合わせてシステム構築が可能です。
概ね以下の要領で構築していきます。
① スーツケースタイプ or ラックマウントタイプ
- スーツケース:屋外利用向きで、~15kW程度まで。フィールドサポートなどのご用途に。
- ラックマウント:研究開発などのラボユース向け。大容量にも対応可能。
② 各種オプション
Fault Injection、V2H、プロフェッショナルシミュレーションなどの機能オプション(ソフトウェアオプション)を必要に応じて選択いただきます。
③ 必要な電力
試験に必要な電力(kW)により、必要な電源・電子負荷と組み合わせてご提案いたします。
- 充電器シミュレーション:直流電源(V2Hが必要な場合は双方向直流電源)にてご提案
- EVシミュレーション:直流電源+直流電子負荷(または双方向直流電源)にてご提案
システム構築例
スーツケースタイプで~5kW程度のEVシミュレータを構築する例
ラックマントタイプで30kWの充電器シミュレータを構築する例