3470型 1.2T 小型軽量・卓上電磁石
3470型 卓上電磁石は、1.2T(typ)の磁場(磁極間距離10mm時)を発生させることができます。
本製品は小型(377mmW x 233mmD x 217mmH)、軽量(32kg)のため、光学台など様々な試験台上で使用できます。また、磁極面の直径が異なるリバーシブル磁極を採用しており、磁極間距離も変えられるため、試験に応じて必要な磁場強度と磁場均一領域を調整することが可能です。
(株)東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
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特長
- 小型、軽量ながら 1.2T(typ)の磁場を発生
- 垂直設置、壁への取り付けが可能
- リバーシブル磁極(磁極面直径:40mm、20mm)
- 磁極間、コイル間の距離が可変
- 水冷、空冷の両方で使用可能
- 50mmの正方形磁極、導光穴付き磁極の使用が可能(オプション)
磁極
3470型は、中心部が45mm直径の円筒状の磁極を2本使用します。各磁極の片端は、磁極面が40mm直径であり、もう片端は 20mm直径になります。40mm直径の磁極面対を使用した場合、20mm直径の磁極面対よりも広い領域に均一磁場を発生させることができます。20mm直径は、より磁場強度が必要な場合に使用します。各磁極は、ヨークにボルトで固定されています。ボルトを緩めることにより磁極間距離(ギャップ)を調整することが可能です。ギャップは、0~75mmの間で可変できます。また、オプションで、正方形の磁極(1辺:50mm)も使用可能です。
コイル
2個のコイルは、スプールに巻かれており、電気的に絶縁された状態で冷却管と過熱インターロックスイッチが組み込まれています。水冷を行った場合、最大6Aの電流をコイルに流すことができます。一般的な水道水が使用できます。水冷が無い状態でも使用できますが、その場合は、最大電流は3.5Aになります。また、コイル間の距離もユーザー側で調整することが可能です。
アプリケーション
- ホール効果
- 磁気光学効果
- 磁気分離
- 磁場配向
- 化学反応の磁場依存性
- 磁場・温度制御 I-V電気測定ソフトウエア:MeasureLINK ☞
- 磁場印加用 細型クライオスタット
細型 冷凍機クライオスタット:CCS-300 ☞
細型 寒剤フロークライオスタット:ST-300 ☞
3480型 2.0T 小型軽量・卓上電磁石 製品ページ☞
仕様
3470型 一般仕様
磁極の直径 | 中心部は45mm直径。 各磁極面の直径は20mmと40mm(リバーシブル磁極) |
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磁極間の距離 | 0~75mm |
コイル間の距離 | 35~75mm |
寸法 | 377mm W × 233mm D × 217mm H |
重量 | 32kg |
コイル(直列接続)
抵抗(20℃) | 7.3Ω |
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最大抵抗 | 8.8Ω |
最大連続電力(空冷) | 3.5A、31V (0.11kW) |
最大ピーク電力(空冷) | 5A、44V (0.221kW) 最長2min On、4min Offのサイクルの場合 |
最大連続電力(水冷) | 6A、46V (0.28kW) |
最大ピーク電力 (水冷) |
7A、62V (0.43kW) 最長1min On、2min Offのサイクルの場合 |
自己インダクタンス | 約50mH |
水冷 | 1L/min, 30kPa |
推奨電磁石電源 | バイポーラ型:3470PWR-B8 (50V, 8A, bipolar, 安定度0.02% / 8hrs. ) |
インターロック
過熱温度 | Elmwood製3450Gサーモスタットが 個々のコイル冷却板に取り付けられ直列に配線。40℃以下では閉回路状態。 |
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磁場特性
磁極間ギャップ vs. 磁場強度 (励起電流5A)
磁場の均一性 (磁極間ギャップ10mm、励起電流5A)
磁場の均一性 (磁極間ギャップ20mm、励起電流5A)
3480型との比較資料
3470型と3480型の比較資料(最大DC電流駆動時)