p4 jobspec
概要
ジョブテンプレートを編集します。
構文
p4 [g-opts
] jobspec
p4 [g-opts
] jobspec [-i]
p4 [g-opts
] jobspec -o
解説
p4 jobspecコマンドによりフォームが呈示され、Perforce管理者はジョブフィールドの編集、生成、削除、改良を実行できます。
p4 jobspecフォームのフィールド名とジョブのフィールド名を混同しないでください。p4 jobspecフォームのフィールドは、p4 jobsフォームのフィールドに関する情報の保存に利用されます。
フォームフィールド
フィールド名 |
解説 |
---|---|
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サイトのジョブにおける各フィールドの定義のリストで、1行に1フィールドずつ定義が表示されます。各行は、
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フィールド名および
データタイプが
|
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フィールド名および 各行には、例えば下記のように、フィールド名とデフォルト値がスペースで区切られて表示されていなければなりません。例:
任意の1行の文字列または次の3つの組込変数のいずれかを使用することができます。
フィールド102に関して特に考慮すべき点については、「使用上の留意点」を参照してください。 |
|
p4 jobフォームの先頭に表示されるテキストのコメントです。すべての行がコメントキャラクタ ユーザがPerforceビジュアルクライアントP4Vでジョブを入力する必要がある場合には、このコメントに関して特に考慮すべき点があります。「使用上の留意点」を参照してください。 |
オプション
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ジョブ仕様のフォームを標準入力から読み取ります。 |
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ジョブ仕様のフォームを標準出力へ書き出します。 |
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「“グローバルオプション”」を参照してください。 |
使用上の留意点
ファイル引数にリビジョン指定子を使えるか? |
ファイル引数にリビジョン範囲を使えるか? |
最低限必要なアクセスレベル |
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適用外 |
適用外 |
|
-
101~105のフィールドは、変更、リネーム、再定義しようとしないでください。これらのフィールドはPerforceによって使用されるため、削除も変更もしてはいけません。p4 jobspecはジョブに新しいフィールド(すなわち、106以上)を追加するためにだけ使用してください。
フィールド101はPerforceに必要で、リネームすることも削除することもできません。
フィールド102~105は、Perforceのアプリケーション専用です。これらのフィールドをリネームまたは削除することは可能ですが、全くお勧めできません。Perforceアプリケーションは、チェンジリストがサブミットされるたびに、必ずフィールド102(
Status:
フィールド)の値をclosed
(またはフィールド102のPresets:
に定義されたその他の値)に設定します。これは、システム管理者がフィールド102を、closed
を許容値として含まないフィールドとして使用するように再定義しても変わりません。むしろ、このような再定義は予測不可能な混乱を生じる危険性があります。 -
Comments:
フィールドの情報は、ユーザにとってジョブフォームの記入方法を説明する唯一の参考にできる情報であり、またP4V(Perforceビジュアルクライアントによりツールチップの表示に使用される情報です。コメントは、必ず完全かつ理解可能なものにしてください。 -
ジョブ状態のフィールド(フィールド102)の
Presets:
には、p4 fix、p4 change -s、p4 submit -sの各コマンドに対してデフォルトの修正ステータスを示すための特殊なシンタックスがあります。デフォルトでは、p4 fix、p4 change、またはp4 submitを使用すると、ジョブの状態はclosedに設定されます。デフォルトの修正ステータスを
closed
から他のfixStatus
に変更するには(fixStatus
フィールドに有効な設定値としてselect
をValues:
フィールドに定義済みであると想定して)、フィールド102(ジョブの状態)のPresets:
フィールドで
というシンタックスを使用します。p4 fix、p4 change、p4 submitの動作を変更し、ジョブの状態を未変更のままにするには、特殊なjobStatus
,fix/fixStatus
fixStatus
であるsame
を使用します。 -
ジョブ仕様のカスタマイズの例について詳しくは、『Perforceサーバ管理者ガイド: 基本』の「Perforceのカスタマイズ: ジョブ仕様」を参照してください。