グローバルオプション
概要
Perforceコマンドのためのグローバルオプションです。これらのオプションは、コマンドラインでPerforceコマンドに先行させて入力可能です。
構文
p4 [-bbatchsize
-cclient
-ddir
-Hhost
-pport
-Ppass
-uuser
-xfile
-Ccharset
-Qcharset
-Llanguage
] [-I] [-G] [-s] [-z tag] cmd [args ...] p4 -V p4 -h
オプション
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進捗インジケータ(利用可能である場合)を使用したい旨を指定します。このオプションは、 |
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すべての出力(および |
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ネットワークがタイムアウトした場合にコマンド(特にp4 sync)を再試行する回数を指定します。 |
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Perforceコマンドが生成する出力の各行の先頭に、解説フィールド(例えば、 |
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指定したファイルから1行につき1つの引数を読み取るよう、Perforceに指示します。ファイルが1つのハイフン( |
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この機能は、システム管理者向けに用意されています。 |
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多くのレポート作成コマンドの出力を、p4 fstatにより生成されるタグ付きフォーマットと同じ形式にします。 |
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クワイエットモード。すべての情報伝達メッセージを抑止し、警告またはエラーのみを報告します。 |
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p4アプリケーションのバージョンを表示し、コマンドを終了します。 |
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基本的な使用方法を表示し、コマンドを終了します。 |
使用上の留意点
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グローバルオプションは、コマンドラインでPerforceコマンドに先行させて指定しなければならないことに注意してください。Perforceコマンドの後に続けて指定したオプションは、グローバルオプションとはみなされず、実行しようとしているコマンドのためのオプションとみなされます。したがって、同じコマンドラインで同じオプションを2回指定することが可能で、それぞれ別々のものとみなされます。
例えば、コマンドp4 -c
anotherclient
edit -c 140 file.cは、クライアントワークスペースanotherclient
内で、作業中チェンジリスト140に含まれるファイルfile.c
を編集のための作業状態にします。 -
-x
オプションは、何度も繰り返す必要のある単純なタスクを自動化するのに便利です。例えば、一度に数個のファイルを追加したい場合、これらのファイルの名前を記述したテキストファイルを作成し、p4 -xtextfile
addを実行すると、これらのファイルを一度に追加できます。-x
オプションは、入力そのものを生成してしまうと言っていいほど、使い方によってはきわめて強力なものになります。例えば、UNIXの開発者が、file.h
をインクルードしているすべてのファイルを編集しようとしていると仮定します。この場合は、例えばgrep -l file.h *.c | cut -f1 -d: | p4 -x - editを使用することができます。この例の場合、grepコマンドは、すべての
*.c
ファイルにおけるfile.h
の出現をリストします。-l
オプションは、各ファイルを1回だけリストするようgrepに指示します。そしてcutコマンドによって、grepの出力からファイル名を分離し、その出力をp4 -x - editコマンドに渡します。 -
-s
オプションは、自動化されたスクリプトにおいて使用すると便利です。例えば、p4 -sコマンドを実行し、
info:
で始まるあらゆる出力行を廃棄し、error:
で始 まる出力行がある場合はユーザに警告する、といった内製のビルドプロセスの一部として、スクリプトを記述することができます。 -
Pythonの開発者がスクリプトを作成する際、
-G
オプションはたいへん有用です。例えば、IDが分かっているジョブのフィールドについてディレクトリを得る場合、次のように実行します。job_dict = marshal.load(os.popen('p4 -G job -o ' + job_id, 'rb'))
クライアントプログラムがどのキーを使用するか、すぐには分からないケースがあります。p4 -Gの出力をパイプで下記のスクリプトに渡した場合、各レコードはキー/値の組で表示されます。
#!/usr/local/bin/python import marshal, sys try: num=0 while 1: num=num+1 print '\n--%d--' % num dict = marshal.load(sys.stdin, 'rb') for key in dict.keys(): print "%s: %s" % (key,dict[key]) except EOFError: pass
Windows上でPythonを使用する開発者は、潜在的なCR/LF変換に注意する必要があります。上の例において、バイナリ(“
rb
”)モードでデータを読む場合、marshal.load()
を呼び出す必要があります。 -
現時点では、
-I
オプションの使用によりリクエストされる進捗インジケータはp4 -I submitおよびp4 -I sync -qによってのみ提供されます。 -
グローバルオプションは、使い方によっては無意味なものとなります。
例えば、p4 -c
workspace
helpの出力は、p4 helpの出力と全く同じです。
例
p4 -p |
環境変数 |
p4 -c |
最初の |
p4 -s -x filelist.txt edit |
この場合、 |