質問1.
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ファイルの差分表示やマージを、GUIで実行できますか?
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回答1.
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Windows環境であれば、GUI(P4Win)で実行することができます。
残念ながら、UNIX環境で実行する日本語版GUIは提供されていません。
英語版PERFORCE 2003.1では、UNIX(およびMac)環境におけるGUI(P4V)を提供しています。
日本語版PERFORCEでは、2004.1でこれをサポートする予定です。
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質問2.
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IDE(例えばVisual C++)との統合は可能ですか?
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回答2.
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英語版PERFORCEでは、以下に挙げるような代表的なIDEとの統合をサポートします。
このうち、日本語版PERFORCE 2002.1では、Microsoft Visual C++ のみをサポートします。
- Microsoft Visual C++
- Microsoft Visual Basic
- WebGain VisualCafe
- IBM VisualAge for Java
- TogetherSoft Together
- Metrowerks CodeWarrior
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質問3.
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同一ファイルを、複数ユーザによって同時にチェックアウト(編集のための作業状態にすること)できますか?
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回答3.
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できます。ただし、後からチェックイン(変更をディポにサブミット)するユーザは、
先にチェックインを行ったユーザの変更との間に発生している衝突を解決しなければなりません。
「他のユーザが同時に変更を行ったことによって衝突の解決が必要である」ということを、
PERFORCEがユーザに通知しますので、ユーザは安心して同時並行開発を行うことができ、
他のユーザによる変更で待たされることはありません。
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質問4.
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同一ファイルを、複数ユーザによって同時にチェックアウトするのを排他できますか?
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回答4.
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できます。PERFORCEのファイルタイプ機能によって、同一ファイルにおける同時チェックアウトの
抑止を、ファイル単位に設定することができます。
また、同時にチェックアウトすることを許していたとしても、ロック機能を用いることによって、
特定ユーザのチェックインを優先させるように設定することもできます。
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質問5.
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バイナリファイルも、テキストファイルと同様にリビジョン管理の対象にできますか?
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回答5.
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できます。テキストファイルがデフォルトで差分管理されるように、バイナリファイルはデフォルトで
圧縮されリビジョン管理されます。
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質問6.
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PERFORCEのリビジョン管理において、RCSのキーワード拡張($Id$、$Date$等)は使えますか?
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回答6.
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使えます。PERFORCEのファイルタイプという機能で「RCSのキーワード拡張」を選択することによって、
リビジョン管理されたファイルにRCSキーワード拡張を記述し、ファイル参照時にそれを展開することができます。
PERFORCEでは、以下のキーワードをサポートします。
キーワード |
意味 |
$Id$ |
ファイル名とリビジョン番号 |
$Header$ |
$Id$と同じ |
$Date$ |
最後のサブミットの日付 |
$DateTime$ |
最後のサブミットの日付と時刻 |
$Change$ |
PERFORCEのチェンジリスト番号 |
$File$ |
ファイル名(リビジョン番号なし) |
$Revision$ |
リビジョン番号 |
$Author$ |
サブミットしたPERFORCEユーザ |
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質問7.
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個々のファイルにおけるリビジョン間の差分ではなく、ファイルセット同士の差分(例えば、リリース1.00のファイル群とリリース1.20のファイル群の間で、どのファイルが変更されているか)を表示することはできますか?
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回答7.
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できます。ある意味を持ったリビジョンの集合と別の意味を持ったリビジョンの集合とを比較して、
変更されているファイル名と、さらにその具体的な変更内容を表示することができます。
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質問8.
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管理用のレポート(リリース表、現在チェックアウト中のファイル一覧、ユーザOkanoが行ったチェンジの一覧 等)は作成できますか?
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回答8.
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できます。チェンジをサブミットすることによって、「誰が」「いつ」「何を」「どこで」「どのような目的で」
という情報をほとんど自動的に記録することができます。
また、登録したジョブ、チェンジ、および実際に変更したファイル(リビジョン)はリンク情報を持っていますので、
お互いに参照し、検索することができるようになっています。
具体的に、例えば次のようなレポートを作成することができます。
- ユーザTanakaがサブミットしたチェンジの一覧
- リリース3.00において変更したファイルの一覧と各ファイルにおける変更差分
- ヘッダファイルfoo.hに対して8月1日以降にサブミットされたチェンジの一覧 等
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質問9.
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Webインタフェースで、サーバにアクセスできますか?
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回答9.
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英語版PERFORCEでは、P4Webというクライアント・プログラムを用いることによって、
WebインタフェースでPERFORCEサーバにアクセスすることをサポートします。
残念ながら日本語PERFORCE では未サポートとなっておりますが、将来的には新しいGUI
(P4V:UNIX、Windows、Mac共通のGUI)に統合される予定です。
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質問10.
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共通の意味を持ったリビジョンの集合に、ラベルを貼り付ける機能はありますか?
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回答10.
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あります。共通の(特定の)意味を持ったリビジョンの集合に対して、
簡単にラベルを貼り付けることができます。
しかも、対象となるファイルやリビジョンに対するファイルI/Oは行わず、
仮想的にラベルの貼り付けを行いますので、数百ファイル(リビジョン)に対する
ラベル付けであっても1〜2秒で完了します。
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質問11.
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PERFORCEは、なぜ高速なのですか?
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回答11.
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TCP/IPの通信を、直接的に利用するからです。
PERFORCEでは、クライアントからサーバへアクセスする際、ネットワーク・ファイルシステム
(NFS、Microsoftネットワーク等)を利用しません。
PERFORCEのサーバとクライアント間で確立した、TCP/IPのポートを直接使用して通信を行います。
したがいまして、余計なオーバヘッドが発生せず、WANのようなThin Network(細いネットワーク)上でも、
高速に動作することが可能となります。
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