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インストールの計画
PERFORCEサーバのインストールを計画するには
PERFORCEへようこそ! 最適なパフォーマンスが得られ、サーバ・データの安全が保障されるように、以下のガイドラインを使用してPERFORCEサーバのインストール計画を立ててください。
サーバ構成における必須事項
- 処理速度を最適にするために、メタデータ・ファイル(db.*)とジャーナル・ファイルはそれぞれ別のDAS(Directly Attached Storage)上に、可能であれば異なるコントローラ上に配置する
- ディスク障害の発生時にメタデータ・ファイルとジャーナル・ファイルが失われないようにするため、それらを別々のディスク上に配置する
- 処理速度を最適にするために、バージョン化ファイルをDAS上に配置する
- 頻繁にチェックポイントを作成し、チェックポイント、ジャーナル・ファイル、バージョン化ファイルを頻繁かつ定期的にバックアップする
サーバ・ファイルの格納場所を選択する
サーバ・パフォーマンスを最適化しデータの整合性を保つため、以下のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定してください。以下の3つのファイル・セットに対して格納場所を選択する必要があります。
- メタデータ・ファイル
- ジャーナル・ファイル
- バージョン化ファイル
以下の表にサーバ・ストレージ・オプションの評価を示します。
| メタデータ | ジャーナル | バージョン化 |
最良 | DAS RAID 10 | DAS RAID 10 | 分離されたDAS |
良 | DAS | 分離されたDAS | SAN |
可 | SAN | SAN | SAN |
不可(またはサポート外) | NAS | NAS | - |
デフォルトでは、PERFORCEメタデータ、ジャーナル・ファイル、およびバージョン化ファイルはPERFORCEサーバ・ルート(インストール先ディレクトリ)の下にあります。
メタデータおよびジャーナル・ファイルのインストール場所は、サーバのインストール時またはそれ以降に(ファイルの移動と環境変数の設定により)変更することができます。
環境変数の設定に関する情報は、『PERFORCE コマンド・リファレンス』の環境変数の項に記述されています。
バージョン化ファイルの格納場所は、ディポ仕様のディポ・マップ・フィールドにより決定され、PERFORCE のインストール後にのみ設定できます。ディポ・マップの設定に関して詳しくは、『PERFORCE コマンド・リファレンス』の "p4 depot" コマンドの項をご覧ください。
メタデータ・ファイル
メタデータ・ファイルはPERFORCEデータベースを構成するもので、"db"から始まる名前を持ちます。
メタデータ・ファイルはDAS(Directly Attached Storage)上に配置してください。dbファイルに読み取りおよび書き込みを行う入出力は非常に多いため、ほとんどの構成において、メタデータ・ファイルをDAS上に格納すると最適なパフォーマンスが得られます。メタデータ・ファイルへは大量のアクセスが発生するため、NASによるソリューションは適切ではありません。
ジャーナル・ファイル
ジャーナル・ファイルは、前回のチェックポイント作成後にサーバによって実行されたすべてのトランザクションの記録です。
ジャーナル・ファイルはリストア処理において非常に重要です。そのため、ジャーナル・ファイルはメタデータ・ファイルとは別々のDASに配置してください。このデバイスは書き込みのパフォーマンスが優れていなければなりません。ジャーナルへの書き込み処理は集中する可能性があるため、RAID 5などのいくつかのRAID構成はジャーナルには不適切です。メタデータが格納されているディスクに障害が起きた場合、ジャーナルが異なるDAS上にあればサーバのリストアを容易に行うことができます。
バージョン化ファイル
バージョン化ファイルにはユーザのファイル・リビジョンが保存されます。
最高のフォーマンスが得られるよう、バージョン化ファイルはDAS(Directly Attached Storage)上に格納してください。バージョン化ファイルをNAS(Network Attached Storage)上に配置することは技術的に可能ですが、いくつかの処理においてパフォーマンスが低下します。バージョン化ファイルがNAS上に配置されていると、良好なパフォーマンスを得るにはかなり多くのハードウェア・リソースとシステム管理作業が必要になります。費用とオーバーヘッドを最小に抑えて最高の結果が得られるよう、DASデバイスを使用してください。
ディスク領域使用量の計画
ファイルの増大に対応できるファイル・システム上に、サーバ・ファイルをインストールしてください。さらにディスク領域を節約するため、チェックポイントおよびジャーナル/ファイルを"-z"オプションを使用して圧縮します。
詳しくは、『PERFORCE システム管理者ガイド』のパフォーマンス・チューニングに関する記述を参照してください。
チェックポイントおよびバックアップの計画
PERFORCEはメタデータをチェックポイントと呼ばれるファイルにバックアップします。チェックポイントはユーザのPERFORCEメタデータのスナップショットです。(チェックポイントにはバージョン化ファイルは含まれません。)チェックポイントが作成されると、ジャーナルが切り捨てられ、空のジャーナルが作成されます。チェックポイントは定期的に作成すべきです。 チェックポイントの作成頻度は、サーバの使用方法やサーバの稼働率など、多くの要因に依存します。稼働率の低いサーバでは1カ月に1つのチェックポイントしか必要としないかもしれませんが、中規模から大規模なサーバでは、可能であればチェックポイントを1週間に一度作成すべきです。
すべてのチェックポイント、ジャーナル・ファイル、およびバージョン化ファイルを、都合のよいバックアップ・アプリケーションを使用して定期的にバックアップしてください。最新1カ月分のジャーナル・ファイルおよびチェックポイントへのアクセスは確保しておきます。
メタデータ・ファイルはバックアップしないでください! バックアップ・ソフトウェアはファイルを頻繁にロックします。メタデータ・ファイルをロックすると、通常のPERFORCEの処理が妨げられることがあります。メタデータ・ファイル内のすべての情報は、チェックポイントを作成するたびに保存されます。定期的に完全なバックアップを作成することが重要です。サーバ停止時間が生じる問題が発生した場合に、データを失うことなく迅速に回復できるように、頻繁にサーバのバックアップを行ってください。
ウイルス除去ソフトウェア
ウイルス除去ソフトウェアはメタデータ・ファイルをロックするため、通常のPERFORCEの処理を妨げることがあります。 また、ウイルス除去ソフトはシステム・リソースの獲得に競合するためサーバ・パフォーマンスを低下させる可能性があります。 サーバ・マシン上でウイルス除去ソフトを使用しなければならない場合は、メタデータ・ファイルの走査および稼動中走査を行わないように設定してください。
ウイルス除去ソフトはサーバ・マシン上で実行させるよりも、クライアント・マシン上で実行させる方が望ましいといえます。
Windowsバージョンの制限
Windows の32ビット・プラットホーム(Windows 2000と32ビット・バージョンの Windows 2003およびXPを含む)では、1プロセスあたりのメモリ使用量が2GBに制限されています。 Windows上では PERFORCEサーバは単一のプロセスとして稼動しており、各クライアント要求をそのプロセス内のスレッドとして処理します。トランザクション・ボリュームが非常に大きいサイトでは、この2GBの制限によってパフォーマンスや大きな処理が妨げられる可能性があります。Windowsの64ビット・プラットホームにはこのメモリ制限はありません。32ビット・バージョンの1プロセスあたり2GBの制限に到達する可能性のあるサイトでは、64ビット・バージョンのWindowsを使用することをお勧めします。
プラットフォーム固有の注意事項についてより詳しくは、テクニカルノート019:PERFORCEに影響するOSの種々の特異性 をご覧ください。
さらにサポートが必要な場合
上述の話題に関するさらに詳細な説明は、『PERFORCE システム管理者ガイド』をご覧ください。PERFORCEテクニカル・サポートへは電話または電子メール(perforce@toyo.co.jp)でお問い合わせください。ご質問やご不審な点がございましたら、サポートを依頼してください。喜んでお手伝いいたします。
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