P4CONFIG
解説
パスなしのファイル名です。この変数が示すファイルは、その他のPerforce環境変数の保存に使用されます。現在の作業ディレクトリ(PWD
で返される)およびその親をファイル検索します。ファイルが存在していれば、ファイル内の変数設定が使用されます。
使用上の留意点
クライアントが使用するか? |
サーバが使用するか? |
同様に機能するコマンドライン |
P4CONFIGファイルで設定できるか? |
---|---|---|---|
使用可 |
使用不可 |
なし |
適用外 |
明示的に設定されない場合の値
OS |
値 |
---|---|
All |
設定されない場合は使用されません。 |
注
P4CONFIG
の設定により、プロジェクトを切り換えるときのPerforce環境の切り換えがほとんど問題になりません。各クライアントワークスペース内に構成ファイルを配置し、そのファイルを指示するようにP4CONFIG
を設定しておけば、あるワークスペースから別のワークスペースのディレクトリに移動したとき、Perforceの設定は自動的に構成ファイル内の設定に変わります。
P4ENVIRO
で指定されるファイルには、P4CONFIG
ファイルと同じ種類の情報が含まれます。違いは、P4CONFIG
変数が構成ファイルのファイル名のみ含み、システムはそのファイルを一連の親ディレクトリで検索するのに対し、P4ENVIRO
変数は、構成ファイルがデフォルトの位置にない場合に、構成ファイルの正確な位置と名前を含むことです。
構成ファイルでは1行につき1つの変数が定義され、その定義は
の形式になります。
variable
=value
環境変数の定義には、P4CONFIG
およびP4ENVIRO
ファイルの両方を使用できます。ワークスペースごとに異なる値を持つ変数にはP4CONFIG
ファイルを使用し、すべてのプロジェクトで一定の変数にはP4ENVIRO
ファイルを使用します。P4CONFIG
ファイルに設定される値は、P4ENVIRO
ファイルに設定された値をオーバーライドします。
P4CONFIG
ファイルで設定する主な変数を以下に示します。